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#009 あなたにとってライブハウスとは?【Ba.ユメヒト】

BuzzWorks月例コラム、第2回。
今回のお題は「あなたにとってライヴハウスとは」です。

 自分は16歳からバンドを始めたんですが、このテーマについては、自分の中でこの20年、どんどん変化していきましたね。
本当に何も知らなかったので、ライヴハウスは怖いところっていうイメージもなくて、最初は漠然とした憧れみたいなものから始まってたのは記憶しています。
なんせ当時好きだったあのバンドもこのバンドも、すべてここから始まってるんだなというのがあったので。
そんな訳でバンド活動序盤は彼らと同じ轍を踏んで進むことをひたすら考えてました。

 それが二年、三年と活動していくにつれ、同じ場所に出演する人たちを見ていき
「あぁ、この場でしっかりと音楽やってる人たちをぶち抜かないと先には行けんのだな」と感じるようになります。
いま思うと非常に恥ずかしいことなんですが、観客を楽しませることよりも対バンの人たちに押し負けないようにって意識がだいぶ強かった。

ライヴハウスは“競技場”でした。

 そんな時期もありバンド経験10年目が過ぎたころ、当時のバンドとそのメンバーが連れてきたライヴハウスで飲み会をやる人たちに出会い、ライヴ中も打ち上げも一緒に暴れて楽しむってこと覚えました。

この時期は一番はっちゃけてたと思います。
正直酔っぱらいすぎてまともに演奏できてなかった事も多かったので演者としてお客さんに申し訳なかった部分もありますが、
あとあと映像で見ると弾き方は無理矢理なんだけどちゃんと演奏はできてて、真剣に音楽しかやってなかった頃の下地に感謝するわけですが!
まぁ大盛り上がりではあったので、そこは勢いに乗れてたんだろうなと思います。

ライヴハウスは“飲みの席”になりました。

その頃の感覚は今もあり、ゆくゆくはこのBuzzWorksに繋がってくれているので、これは本当に大事な変化だった。

 今現在はというと、状況の変化で新しいスタイルになっていくのだなというのを肌で感じながら、ライヴハウスは
いい意味で“競技場であり飲みの席でもある”ってカタチに落ち着いています。

自分もまだまだ円熟には至れる気がしませんが、この現場に居続けることにこそ価値があると思っているので、今後も観て聴いて楽しんでいただけるよう精進して参ります。
現場からは以上です。


ユメヒト from BuzzWorks

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