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エディ・ゲレロとTAJIRIがタッグ王者になる前日までの奇妙な関係

19年前の昨日は、エディ・ゲレロと組んでWWEタッグ王座を奪取した日だったらしい。アメリカで何かの実績を残した日を迎えると「〇〇年前の本日は✕✕の日」という英語の書き込みがtwitterに流れてくるので、それで知る。

エディと組んでタッグ王座に挑戦する話は、その前日に、しかも空港で、当時エージェントだったディーン・マレンコにいきなり聞かされた。エディと組むはずだったチャボ・ゲレロが、確か上腕二頭筋断裂だったかで欠場することとなり、オレにお鉢が回ってきたのだ。

そのころのオレは、メインストーリーからは完全に外れていた。キッドマンとのクルーザー級抗争路線が一段落し、さあ次は何をさせようか、だけどまあゆっくり決めればいいか、みたいなエアーポケット状態の真っ只中。WWEに長いこと在籍していると、よっぽどのスーパースターでもない限りそういう時期が定期的にくる。肝心なのはそういう局面にも腐らず焦らず「長いこと在籍することこそが肝心なのだ」と、気長に次の出番を待つことである。で、同時に肝心なのは、そういう時期に「ビンスが喜ぶ試合」を積み重ねておくことだ。そんな時期に投げやりな気持ちでクソ試合を生産するようでは、それこそ本当に首を切られてしまう。そういう会社なのだ、WWEは。

エディと組んでタッグ王座に挑戦する。願ってもいない展開だった。しかし、オレにはひとつ気がかりなことがあった。

それは何かというと

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