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福岡県豊前市に移住して1ヶ月が過ぎていた

長かったのか、短かったのか分からない。

福岡県豊前市に移住して、一ヶ月が過ぎていた。

住み始めて大変だったり、もともと住んでいた場所と違って驚くこともあった。

このnoteでは、ちょっと大変だったことや、驚いたことを、豊前市初心者1ヶ月目の視点でお伝えしたい。

ゴミはどこに捨てたらいい?

決められた場所でゴミを出せばいいのかと思って、ゴミステーションに行ったら、「XX地区1組」「XX地区2組」…

地区は合っているけど、我が家は何組のゴミ箱に捨てたらいいのか悩んでしまった。
ちょうどゴミ捨てに来ていた町の方に

「私は何組なのでしょう?」と尋ねたら、「えっ、あんた自分の組知らんのか?」と驚かれる。

最近引っ越してきたばかりであると伝えると、まず「隣組(となりぐみ)」という、地域に住んでいる人たちの組織があると言われた。

私が住んでいた地域で言えば、町内会と同じイメージである。

違うことは「隣組」は古くから住んでいる人たちは血縁関係(本家・分家)、新たに住んでいる人は同時期に宅地開発された「場所」によって大まかに各組に別れていること。(近くに住んでいる人が同じ「組」であるとは限らない)

ゴミステーションのゴミ箱は、各組の構成員が拠出した「組合員費」でまかなわれること。(移住元では「市」がゴミ箱を用意していたような…)

つまりゴミステーションでゴミを捨てたければ、まずは「組」に入らないといけない。

「今日はゴミはうちの組のに入れたらいいよ。」(⇦ありがとうございました!)

「組に入るためには、自分の組の組長さんにまず話したらいい。あなたの住んでいる家なら組長さんは、XXさんだ。」

その後、我が家のお隣さんが組長さんにつないでくれて組に入ることができた。

「最近は組に入らない人もいるし、無理強いになってはいけないから」と、もともと住んでいる人たちが、新入りの我が家に逆に気遣ってくれているのが印象的だった。

(組に入らなかったら、ゴミ捨てはどうしたらいいのかは謎)

なお「組に入った」とは言っても、年に2回の道路の掃除と、神社の草刈りが組活動のメインらしい。

上の子の幼稚園時代の役員仕事の方が多かったぐらいなので、さほどの負担ではない。

それに、全く知人がいない状態で移住した我が家にとっては、知り合いが自然にできるようで心強かった。

数日後に早速参加した掃除&神社の草刈りでは、組長さんに教えてもらった草刈り用の鋸鎌(のこがま)が役に立った。

市のゴミ捨て場所の地区の区分がよく分からなかった
自分の住所は一体何地区なのか…(収集日で推測した)
※もしかしたら町名で分かるように書かれているところを見落としていたのかもしれません。


コワーキングスペースはどこ?

家にネット環境が整うまでは、オンラインミーティングをどこでしよう?

調べたら、豊前市にコワーキングスペースが無いことが分かった。

豊前市には無くても、車で20分程度で行ける、大分県の中津市にはあった。

豊前市役所のおしゃれな女性から、お買い物先をリサーチしていた成果だ。

「豊前に無くても、中津なら大体そろいますよ。GU、ユニクロ、セリア、ニトリ、他にも」と聞いていたので、コワーキングもあるのでは無いかと予想できた。

一度しかコワーキングスペースを使わなかったけど、綺麗でWi-Fiも高速&安定。

スタッフの方は感じがよく、一見さんの自分(しかも子連れ)でも過ごしやすかった。

美味しそうなお店が沢山あったので、いずれ秘密基地でたまにはお仕事というのもいいなと思ってる。

何かのnoteで「役所の中にWi-Fiと机が使えるスペースがあるだけで十分。」と書かれていたけど、その通りだと思った。
豊前市役所の中にそんなスペースがあれば、リモートワーカーたちが、移住の前の下見や相談がしやすくなりそう。

義務教育がしっかりしている

子供が長年通った習い事の先生が「豊前は教育がとてもユニークなんですよ」と教えてくれた。

自然体験が多い学校、運動をしっかりする学校など、特色を持つ公立の学校に、学区外からでも通わせやすい。(「小規模特認校」という制度)

大人数の学校が難しい子供には、ありがたい制度だ。

また、人数関係なく、「学校」に馴染めない子供に対しても、現場と、教育委員会の考えが剥離しておらず、一人一人の個性に合った教育を行おうという意思が感じられた。

ただし義務教育の先は、公立高校が一つしか無い。

豊前に私立高校はあるのか、ひとつしかない公立高校に落ちたらその後どうするのかはまだ分からないので、いずれ地元の人に聞いてみたい。

子供たちが大きくなる頃にはN高みたいな高校は増えていそうだから、選択肢はもっと増えそうだけど。

-- 後日追記 --

豊前に住む人たちが通える高校は「第一学区」に定められた学校らしい。

豊前に隣接している「吉富町」「上毛町」「築上町」「苅田町」「みやこ町」「行橋市」がこの第一学区に指定されている。

豊前市民だからと言って、豊前市の高校でなければならないことはない。

私立では県を超えて大分県中津市まで選択肢は広がる。

最近では単位制の「ひびき高校」に通うために、北九州市にJRで通っている子も出てきているらしい。

空が大きい

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大阪、広島、福岡県内と暮らしてきて、こんなに空が大きいと感じたことは無かった。

ずっと住んでいる人には当たり前の景色なのかもしれないが、圧迫感がないこの伸びやかさは、開放感が半端ない。

写真のような、家が多い場所でさえ空気がおいしいし、いい匂いがする。

食べ物が美味しい

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新鮮な食材が購入できるお店が、結構ある。

自由市場
JA福岡豊築 豊前ふれあい市場
道の駅 豊前おこしかけ
道の駅 しんよしとみ
湯の迫温泉 太平楽

直売所や道の駅で、新鮮な地物野菜や海産物が気軽に買える。

その中でもこのトマトは美味しかった。

新鮮で、ずっしりと重みがあって。
ザクザク切って、ポン酢とオイルをかけるだけでご馳走だ。

米も美味しい。モチモチでピカピカだ。普通にドラッグストアで買ったのに。

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豊前の人に、食材が美味しいですねと伝えたら

「豊前の人は、米も魚も野菜も、結構ちゃんとしたのを食べてますね。海も山も近いし、畑もあるし」

生活の根っこの部分が豊かである。

スーパーのお惣菜も美味しい。

外食でハズレと思うお店に当たったことがない。

そういえば、学校の給食がとても美味しいらしい。

給食センターではなく、各学校で作られているそうだ。

鰹節やいりこ、昆布など天然素材をたっぷり使って出汁までとっていると聞いた。

給食がそれなら、豊前の外食や惣菜のレベルが高いのは納得だ。

家で畑ができる

不動産屋さんから「ここなら野菜も花も植えられますよー!」と言われたとおり、移住先の家には、今まで扱ったことがないサイズの庭?畑?があった。

お隣さんも「植えてたら玉ねぎできますよ。うちでも出来たので、どうぞ!」と引越しのご挨拶に行ったら頂戴したほどだ。

周囲のおうちは、ほぼ何かしら作っている。

家庭菜園初心者が、プランターを飛ばしていきなり「畑」だから、まずは土のことを知りたいと思った。

「そーやん」という方の記事に行き着いた。

不要な雑草以外は抜いたらいけないこと、抜いた雑草は乾かして畑に撒くこと、命が循環していることが、家庭菜園ど素人の私でもスッと入ってきた。

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興味があったオンラインサロンの参加権は、既にSOLD OUTで、かつ継続者用だった。
仕方ないので、しばらく自力でやってみることにした。

そーやんさんの記事を読み、我が家の畑に生えている雑草から「地力」という畑としての土のレベルが高いことが分かったし。

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支柱と紐はダイソーで買った。

書類を届けてくれた不動産屋さんに

「おっ、やってますね!」
「ニラも植えるといいですよ」
「小さなクワがあるといいかな。先が丸いやつ」

などアドバイスもいただいた。

リアルな意見は貴重だ。


おわりに

移住を決めたのが、3月の終わり。

5月に入ってようやく落ち着いてきたかというところで、やっとこのnoteの続きを書くことができた。

せっかくの体験なので、書き残していきたい。

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↑「移住先はゴミの分別が細かいというか、移住元が雑だったと分かった」に同意すぎる。

↑最初は古民家の暮らし方を学びたいと読み始めたが、とにかく読み物として面白い素敵note。クリエイティブ!

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