上も下もないのがギフトエコノミー

ギフトエコノミーにおける give のルール
それは以下の通りである。
・見返りを求めない
・自分をすり減らさない
・やりたいからする Just for the love of it.
・楽しいからする
・自分のしたいときに
・自分のしたい方法で

無償かつ見返りを求めずに
「贈与」や「分かち合い」が行われると
地域(地球)の財産(資源、モノ、知識)が循環していく。

自分のギフトを受け取った相手からお返しがないなら、
一方通行で損だ。
そう思う人もいるかもしれない。
落ち着いて自分のこれまでの歴史を振り返ると
有形、無形、様々なギフトを
受け取ったのに同等のお返しをしていないことが(多々)あることに
気がつくはずである。
ギフトは一方通行のときもあるし
互いに向かうときもある。
更に俯瞰して考えると
基本的には大きな流れの中に内包されていて
巡り巡って自分のところへ還ってきていることにも
気がつくだろう。
そしてまた、
無自覚に贈っている( Pay it forward  )ときがあるということが
見えてきただろうか。

「譲る」というアクションが成立するには
「受け取る」相手が必要、というのもまた事実である。
人が一人いるだけではなし得ないことなのだから、
本来上も下もない。
「譲る人」=尊い
「受け取る人」=施してもらっている
という公式にはならない。
どちらもかけがえのない役割をそれぞれに担っている。
というのがギフトエコノミーの理念である。


興味を持っていただきありがとうございます。励みになります。「分かち合い」によって解ける問題があると考えBuy Nothing Project にいみを立ち上げました。ご意見ご感想もぜひお寄せください。