「廃棄処分にかかる代行費」を買わないという選択

あなたの家庭では月に何回ゴミ収集に出すだろうか。
我が家は平均で月に1回ほどである。
人間が扱っているものの廃棄処分には
ほぼ全てお金(税金)がかかる。
廃棄処分にかかる代行費はゴミ袋代や住民税などで支払うことになる。
これは減らそうと思えばそう難しくない支出であることを紹介したい。

まずは自宅のゴミ箱を覗いてみよう。
なにが見えるだろうか。
どの家庭でも必ずあるのが
食品の包装に使われたプラスチックだろう。
これはなかなかゼロにすることができない。
まるごとの野菜一つ一つにも包装をする国日本である。
しかし、ゼロに近づけることはできる。
自作できる食品は作ってみるだとか
嗜好品は買うのをやめてみるだとか
小包装の商品ではなく塊を選ぶだとか
プラスチック包装ではなく紙包装の商品を選ぶだとか。
(多くの自治体で紙は資源回収をしている)

我が家では
納豆、甘酒、塩麹、醤油麹、味噌などの発酵食品を自作している。
単純に好物であるのと、作るのが難儀でないからである。
漬物もときどき作る。

これは誰でもできることではないが
生ゴミの堆肥化(コンポスト)もおすすめしたい。
私は2019年からいくつかの方法を試して
門田幸代さん考案の門田式コンポストで継続している。
割合に多くの人ができるであろうことに
「生ゴミを乾燥させる」がある。
ざるや新聞紙、段ボールなどに広げて
天日に干すのだ。
陽の当たるところなら室内でもいい。
これだけでカサも減るし、
水分が少ない方が焼却炉の温度が下がらなくて効率よく処分できる。
なにより腐敗臭に悩まされることがなくなる。
元手と手間が少なくできる方法なので
ぜひ試してみてほしい。

岡山県新見市のゴミ袋は
45リットル10枚入りが500円で販売されている。
我が家は年間約500円で済んでいる。
週に2回の収集日に毎回45リットル袋を出していたら
52週×2=104枚
104枚×50円で5,200円となり
大方10倍の差が生まれる。
これはやってみる価値があるのではないだろうか。

また、捨てる、処分する以外の方法として
「譲る」という選択肢がある。
これがギフトエコノミーにおいて大切なアクションになる。
次回は「譲る」ときの心構えについて紹介したい。

興味を持っていただきありがとうございます。励みになります。「分かち合い」によって解ける問題があると考えBuy Nothing Project にいみを立ち上げました。ご意見ご感想もぜひお寄せください。