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大切にする人を選ぶことで物事はうまくいく

僕は大切にする人を選ぶことにしています。

これだけだとかなり冷たい人っぽいですが、でもまあ実際そうなのかもしれません。

僕は現在、職場で30人ほどの事務の方を管理する立場なのですが、
常に組織の労働環境、人材育成、業務改善に追われています。
その中でとても難しいのが業務みんなの意見を取り入れて物事を進めることです。

初めは業務改善でも何するにしても全ての方の意見を細かくヒアリングし、その上でみんなが幸せになる方法は何かを常々考えていました。
しかし、何をどうしてもうまくいかず、結局不満が増えるなど失敗ばかりしていました。

でも、少し前の僕はみんなの意見を繋ぎ合わせればきっと何か素敵な結果が待っているはずと信じて疑わなかったのです。

そんなことで悩んでいるときに、尊敬する元上司にこう言われました。
「みんなの意見を聞けるのはとても良いことだけど、切り捨てることも大切。僕が今本当に気にかけているのは(組織60人中)10人もいないと思う。」

めちゃくちゃハッとしました。

そう、普通に考えて30人もの人間の意見が一致するわけなかったんです。

だって学生の頃だって1クラス30〜40人いて、全員が本当の意味でまとまった瞬間など存在しなかったですし。
どこかの偉い人が「2対6対2の法則」があるとも言ってますしね。

「2対6対2の法則」というのは、会社などの組織において2割が勤勉、6割が普通、残りの2割が怠け者という割合で存在するというもので、その怠け者2割を取り除いてみても、結局残った者の中で2:6:2になるという考え方だそうです。

その法則が仮に信憑性が高い場合、僕の組織は6人の勤勉が存在することになります。

僕はこの6人だけをみておけばよかったんです。

よく考えてみると、いつも会議をするときや何気ない会話をする時に、モチベーションが高く感じる人が何人かおり、その人は何かと誰かに頼りにされる存在でした。

この人たちと真剣に向き合っていれば、他の人のどうでも良い意見(愚痴)などは完全にスルーしても、勤勉の6人を中心に自然と組織全体にまとまりが出るのではと考えました。

それからは一部の人にだけ注力するように心がけてみましたが、少しずつ組織に安定感が出てきたように思います。

これまで先人がやりたくても出来なかった大きな業務体制の改革が実行に移せたり、
組織の中に数名リーダーを立ててチームを作り、定期的にリーダーが集まって意思決定を行うことで物事がスムーズに進むようになったり、
他にもいくつかありますが確実に効果を実感しています。

今回は仕事において「大切な人を選ぶ」ことの大切さを書きましたが、プライベートにも応用が効くのかはまだ試していないのでわかりません笑
それはさすがにちょっと寂しい気がしますね。

あくまで、ビジネスの視点で考えた時に「大切な人、自分が価値を感じる人」は選択すべきなのではないか、といった話でした。 

本日は金曜日、今週もみなさんお疲れ様でした。

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