いい住宅とは?

ちょっと漠然とした質問ですが「いい住宅」とは何でしょうか。
テレビや雑誌では、デザイン、住みやすい動線、機能的なキッチン、使いやすい収納など、デザインや機能で語られることが多いようです。
これらは見た目や個人の好みで選べますから、専門家でなくてもわかりやすいということがあるのかもしれません。
ただ、これらは住む人によって条件が異なるため、ある人にとってはいい住宅でも、ある人にとってはいい住宅ではない可能性があります。

多くの人にとっていい住宅の条件とは、たとえば安全、健康、快適、省エネ、耐久性などが考えられます。
たとえば地震が起きたときに住宅が潰れれば危険です。
暖房時に住宅内に低温の場所があるとヒートショックを受け、血圧の変化が大きくなり健康に影響します。
住宅から有害物質が出ていたり、正しく換気が行われなかったりして、空気が汚れれば健康に影響します。

どのような性能にするかは、住宅を購入する人自身が決めるか、ハウスメーカーやビルダー、工務店や設計士などのプロにおまかせすることになります。
プロにまかせれば安心かと言えばそう単純ではありません。
性能を高くするためにはコストがかかりますので、ハウスメーカーやビルダーなどではバリエーションを用意しています。
そのため、バリエーションの選び方によっては低い性能の住宅になってしまう可能性があります。
いい住宅を建てるためには性能に関する知識が必要です。

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長年住宅の環境性能に関する仕事をしてきました。 気密測定や換気、省エネルギー基準に関することや、暖冷房エネルギー、室温、結露などのシミュレーションに多くかかわってきました。 快適で省エネで健康に過ごせる住宅が広く普及してくれればと思っています。
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