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結露が発生する温度(露点温度)

空気は温度によって保有できる水蒸気量が変化します。
温度が高いほど保有できる水蒸気量が多くなり、温度が下がるほど保有できる水蒸気量が少なくなります。
空気が冷やされ水蒸気量が飽和状態になり、これ以上冷やされると水の状態になる温度のことを露点温度といいます。
つまり、露点温度以下になると相対湿度は100%になり結露が発生します。

露点温度は絶対湿度で決まります。
絶対湿度は空気中の水蒸気量を表す数値です。
相対湿度は温度により変化しますが、絶対湿度は温度で変化しません。

簡単なシミュレーションで相対湿度の変化を見てみましょう。
シミュレーションのためのソフトを作ってみました。

無題

温度が20度、相対湿度が50%の空気があったとします。
この空気の温度だけを変えると相対湿度が変化します。
温度が高いほど相対湿度は小さくなり、温度が低いほど相対湿度は高くなります。
相対湿度が100%になる温度が露点温度です。
温度20度、相対湿度50%の空気の露点温度は9.2度です。
つまり、この空気が9.2度以下に冷やされると結露が発生するということがわかります。
結露を発生しないようにするためには、空気が9.2度以下にならないようにしなければなりません。


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