M&Aってどんな意味かちゃんと知ってますか?
こんにちは、事業計画研究所です。
本日はM&Aに関する知識をしっかりと振り返ろう!という回にしたいと思います。
M&Aとは?
Mergers&Acquisitionsの略で、企業の合併・買収という意味です。
これらの合併・買収にも様々な種類があり、単純に2社が連なって1社になるという意味ではありません。
【M&Aの一例】
吸収合併:A社+B社→A社(B社を解散して吸収)
新設合併:A社+B社→C社(新しい企業として設立)
営業譲渡:ある事業の営業資産を買い手に譲渡すること。特許やブランド等
日本においては、2000年代より徐々に増え始めておりコロナ禍で少し落ち込みを見せているような動向です。
今後コロナ渦から脱却すると、M&Aは増加していくと考えられています。
M&Aの手法例
1.TOB(Take Over Bid)
買収する側の企業が買収する企業の「価格、株数、買付期間」などを公開して株式市場を通さずに直接株主から買い取る方法です。
いわゆる、一般的な買収がこれにあたります。株式市場を通さない理由は株式買付による株式価格の上昇を抑えることができるためです。
「●月〜△月、1株130円で〜〜株数買付を行います」と事前に通知することで株主から直接購入します。
また、これらのメリットとして以下の2点があげられます。
・資金計画が立てやすい
・予定株数の買付ができなかった場合株式返却によるキャンセルが可能
日本では、親会社が小会社の株を買ういわゆる自社株買いの際に用いられることが多い印象です。
また、双方の合意なく買収を行う場合を敵対的買収といい、これらを行う場合も一般的にTOBで行うこととされています。
2.LBO(Leveraged Buy Out)
買収側の企業が買収される企業の資産や収益力を担保にして、銀行借入や社債発行を行なって、その資金で相手を買収する方法です。
3.MBO(Management Buy Out)
小会社を切り離して独立する際によく用いられる手法の一つです。
企業の経営陣が金融支援をうけて、自ら自社の株式や事業部門を買収して独立する方法です。
最近では、飲食チェーンのやよい軒がMBOを実施すると発表しています。
4.MBI(Management Buy In)
企業の経営陣ではないファンドや投資家が買収することが特徴です。
具体的には業績が悪化している企業の経営権を買いとって、外部から会社のブレインとなる人材を入れて立て直しを図ります。
これらの目的は【不採算事業の整理】や、【企業価値の向上】の目指して
キャピタルゲインを獲得することです。
すなわち、企業価値を高めて(高く売れる会社に育てて)売却することを目的としているということです。
※キャピタルゲイン:不動産や債券、株式を売却したときにでる利益のこと
5.EBO(Employee buy Out)
会社の従業員が、その会社の事業を買収したり経営権を取得することです。
実際在職中の社員を経営陣側に引き入れたり、後継に悩む中小企業等でみられる手法だといえます。
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