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経営理念を考える大事さ

実は9割の経営者は、経営理念が必要な理由を答えられない。
「どこの会社も作ってるから」「作らなあかんと言われてるから」と言うのが、経営者の本音ではないでしょうか。
逆に部下は経営者に対して、「方向性を示して欲しい」「何がしたいのかわからない」という思いを持っている。

経営理念とは、企業の存在理由や価値観を明確にしたものです。
もっと簡単に言うと、経営者として何を実現したいと思っているのかを端的に表したものが経営理念です。
経営理念の基本となる3つの要素は、

  • MISSION:使命、社会における役割や存在意義

  • VISION:目指す将来像

  • VALUE:信念や価値観

こんな説明はネットで検索するばすぐに出てくるもので、「知ってる、知ってる」と感じる方がほとんどだと思います。
それでも経営理念について調べている人が多いのが現実。
その理由は、言葉として理解はしているが、イマイチしっくりこない、思いつかないという人が多いからではないでしょうか。

偉そうに説明している私も事業開始当初から経営理念を持っていたわけではありません。
事業を開始してから仕事をする中で、沢山の問題や課題、壁にぶち当たり、正直、砕けそうになることも沢山あります。
問題や課題、壁にぶち当たるとかなりしんどいです。かなりつらいです。弱い自分に負けそうになります。
何故、そうなるのかを❝考え❞た時、ふと「あーそういうことか、先が見えてないんやな」と思いました。
正直、何故、この結論にいたったのか説明はできません。
感覚です。

でも、これに気づいた時、気持ちが楽になったのを覚えています。
そこから自分が事業をやりたい本心を❝考え❞、会社の経営理念を❝考え❞ました。
会社の経営理念がどれだけの人に受け入れてもらえるかはわからない、どれだけの人が共感してくれるかはわからない、でも、このために事業をしたいのだと強い意思が生まれた時、弱い自分に負ける回数が減り、しんどさや辛さを感じる回数も減りました。

経営理念は、会社の為でも他人の為でもない、自分の為に必要なのです。
経営理念の基本要素としてMISSION・VISION・VALUEがありますが、極論で言うと最初はこんなのどうでもよく、素直に自分が何をしたいのかを文字にすることが大切です。

経営理念を作る事が大切なのではなく、経営理念を作るまでの過程の❝考える❞という事が最も大切なことではないでしょうか。
最後まで諦めずに❝考え❞抜いてみてください、必ず何か答えが見えるはずです。

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