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【これを読めば分かる!ビジネス本まとめ】ファスト&スロー (上)あなたの意思はどのように決まるか?  (ダニエルカーネマン)

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あなたは合理的に正しい判断を行なっているか?
人が判断エラーに陥るパターンや理由を、
行動経済学・認知心理学的実験で徹底解明!
幸福の感じ方から投資家・起業家の心理まで
ファストな直感とスローな論理で伝えます

この本はこんなあなたのための書籍です。
思考のシステムに興味がある人
反射的に物事を決めてしまう人
物事を深く考えることができない人
意思決定に関係する仕事についているすべての人
ビジネスマン、経営者、消費者

【要約】

はじめに

人間である以上、判断を間違えることはよくあります。
判断を間違えるメカニズムを知れば、
判断の間違えは少なくできるでしょう。

この本では、
人はいかにして認知的な錯覚に陥るか。
どのようにすれば合理的な判断ができるのか。
について書かれている本です。

1 ファスト&スローとは早い思考・遅い思考の2つの思考のシステム

人間には2つの思考のシステムがある。
一つ目は早い思考。
二つ目は遅い思考。


2 システム1=パっと見てすぐに答えが出るのが「早い思考」

意識することなく脳が働くことで答えが出るもの
が早い思考だと言われています。

・印象、感覚、傾向を重視する
・自動的かつ高速で機能する
・特定のパターンが感知されると意図的に注意可能
・反応や直感を訓練で形成可能
・観念の整合的なパターンを形成
・認知が容易だと真実を錯覚
・驚きの感覚により識別する
・因果関係や医師の尊大を推定
・両義性を無視する
・信じたことを裏付けようとする
・感情的な印象ですべてを評価
・手元の情報だけを重視する
・平均はできるが合計はできない
・異なる単位のレベル合わせができる
・難しい問題を簡単な問題に置き換える
・状態よりも変化に敏感
・利得よりも損失に強く反応する

早い思考というのは感情的な思考とも言える。

3 システム2=頭を使って注意深く考える「遅い思考」

意識して脳を動かし、答えを出すものが遅い思考。
パッと見たものをパッと答えを出すのではなく、
立ち止まって注意深く検証するのが遅い思考。

遅い思考は、頭を使わなければ動かない。
意識して注意して考える。

ファスト思考は騙されるケースが多い。

見たものがすべてだと誤解してしまう。
情報の出し方により見たものがすべてだと思い込む。
好意的なものが一つでもあれば好意的な評価に。
数字が出てくると影響されてしまう。

4 感情的になるとスローである遅い思考も早い思考を擁護する

早い思考は騙される傾向が強い。
意図的に遅い思考に切り替えて正しい結論を出す。
逆に遅い思考が早い思考を擁護する場合がある。

(例)
恋人と喧嘩をして別れてやる!
→遅い思考で別れる理由を探す

臨時収入が入り、車を購入!
→遅い思考で車を買った正当性を探す

本来であれば、結論があ違っているかどうかを判断すべき。
結論が正しいと示す情報を探してしまう。

5 早い思考が騙されることを回避するには?

早い思考が騙されないように回避する方法はあるのか?

早い思考で錯覚を起こさないためには、

・自他共に判断や選択のエラーを突き止めて、
 理解する能力を高める

・評価を数値化できる時、直感に頼らず数式で表す

・個人で決定せずに組織に任せる

・原理的に認知的錯覚に陥っている兆候を見逃さない

6 ファスト&スローを理解すれば騙されないようになる

人間の脳は怠惰であり考えたくないと
無意識に思っていると言われている。
いつも早い思考を使って反射的に生きている。

この本では、意識して遅い思考を使うべき時の
判別方法が書かれています。

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