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【所感】入社1年目に伝えてほしい「数字」のはなし

4月も半ば。

入社1年目の皆様も現場に配属され、少しずつ仕事を肌で感じる季節でしょうか。

これまで私にも入社1年目の育成として研修の仕事を承ることもありました。

もちろんこれからもオファーがあれば喜んで登壇したく思います。

一方で、この4月に(一般的な)新人研修を担当する研修講師も世の中には多数おります。

ビジネスマナー・コミュニケーション・ビジネスフレームワーク etc

それらを指導できるプロの研修講師の皆様です。

ひょっとしたら、彼らがその研修の中で少しだけでいいので「数字」の大切さを伝えてくれたら、私の仕事など存在しないのではないか。

正確に表現します。

存在しなくていいのではないか。

そう思います。


私は一貫して申し上げているように、「私の仕事がない世の中」が理想です。

本来、学生時代の算数や数学の教育やビジネス人教育が正しく機能しているなら、私の仕事はいまこの世に存在しないはずです。

残念ながら機能していないから、私には仕事がある。

いつかは「私の仕事がない世の中」にすることが理想なのです。


話を戻します。


プロの研修講師の皆様にぜひ現場で入社1年目に伝えて欲しいこと。

いい機会なので整理してみました。


・数字とは世界共通で伝わる言語
・ゆえに英会話よりも数会話を重視しよう
・数字で会話できる人はそれだけで社会人として信頼される
・ビジネスは「ヒト・ジカン・カネ」を使って「カネ」を得る営み
・ゆえにあなたの仕事も必ず「ヒト・ジカン・カネ」で表現できる
・数字は「どれくらい?」に答える時に使う
・まずは報連相に数字を使ってみよう
・論理的思考を身につけたければ、数字で考えるクセをつけよう
・文系理系はいっさい関係ない


これらをしっかり納得させることができれば十分だと思います。

ポイントは、数字を単なる記号や結果と考えるのではなく、自分の仕事をうまく(都合よく)進めるためのツールと考えることができるようになること。

学生を卒業したばかりの彼らは、どうしてもこのテーマを「文系だったのでちょっと苦手意識が…」と思っています。

もちろんそんなことはビジネスでは関係ありません。

いかに先入観を取り除き、新たな視点で「数字」と付き合うかを提案してあげてください。


と、この記事を書いていたら自分も入社1年目のための研修プログラムを作りたくなってきました(笑)

実際に開発したら、eラーニングや講座向けにアレンジしてリリースしようと思います。

研修講師の方で参考にされたい方はぜひご期待ください。

いくらでも真似して(盗んで)いただきたいと思います。


私自身が登壇しなくても、そういう形の貢献もある。

最近はそんな考え方が少しずつ生まれています。

少しお待ちくださいませ。


余談。

入社1年目のための書籍も書いています。

手っ取り早くエッセンスを、という方はどうぞ。

入社1年目からの数字の使い方



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ビジネス人教育、講師養成、作家、独自の数学でいろいろやっています。
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