「研修講師」≠「ファシリテーター」
ところで、「研修講師」と「ファシリテーター」はどう違うでしょう。
今回はそんな話題です。このようなご時世。講師と呼ばれる人たちは集まってセミナーや研修ができない。だからといって、学びたいと思う人の前進や成長を止める権利は誰にもないわけで。そんな人たちに向けて、いま教育者は何かをしなければなりません。
でも、いまあえて「ワークショップ」について勉強してみてはどうだろう。どうしても今は「研修をオンラインでどうやろう」ばかり考えがちだ。もちろんそれは最重要かもしれない。今はね。
何度も申し上げているように、私はオンラインかオフラインかという比較論は本質的ではないと思っている。どのようにして「学び」「気づき」をプロデュースするか。それが本質。乱暴なことを言えば「紙の書籍か電子書籍か」みたいな比較論と同じ。お好きにどうぞ。オンラインでもオフラインでもいいんです。(ただしいわゆる緊急事態を除く)
本題は何かというと、珍しく今回は書籍の紹介。
私の本ではありません。
「今日から使えるワークショップのアイデア帳 〜会社でも学校でもアレンジ自在な30パターン 」
ワークショップ探検部 / 翔泳社
以前、東京都の聖学院に講演でお邪魔したことがある。いい学校です。もちろんその理由は、教員の皆様の質が高いから。なぜ高いと言えるか? エビデンスはありません。ただの直感です。私も教育者。直感が働くんです。
児浦先生はそのときにご挨拶させていただいた数学の先生。ご経歴や発信する情報から、先端の教育を追っているユニークな人物であることがすぐにわかった。きちんとビジネスパーソンとしてのご経験をしてきた方であることも、私との共有点だ。(児浦先生、勝手に同類にしてごめんなさい)
そんな児浦先生とほか3名の専門家による、ワークショップのネタ集。講師をしている人は永久保存版でもいいのではないかな。困ったときにめくるとヒントが得られると思う。
私は基本的に「研修講師」である。しかし、時に「ファシリテーター」をする局面もある。はっきり分けることもあれば、MIXすることもある。他の講師の皆さんはどうしているのだろう。前者が得意な人もいれば、圧倒的に後者が上手な人もいる。私はどうだろう。正直に言えば、研修講師タイプかな。だからこの本はとても勉強になる。すぐに使えるしね。
いずれにせよ、この2つの違いがわかっていることは教育者として重要なことだと思われ。最後に同じ問いをもう一度。
「研修講師」と「ファシリテーター」はどう違うでしょう。
答えは、ご紹介した本にも書かれています。ぜひとも。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
国内でただひとり、ビジネス数学教育家。ビジネスパーソンのための数学教育を提唱し企業人の育成に貢献。研修。講演。授業。面談。ゼミ。作家。講師育成。。。いろいろやっています。
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