見出し画像

24歳差の結婚報道にみる「数字の意味づけ論」

ビジネス数学教育家の深沢真太郎です。

某アイドルグループのメンバーがご結婚なさる。
おめでたいことです。


メンバーは男性。
お相手の女性は24歳離れている年下とのこと。
そしてその年の差についてメディアで話題になったとか。


くだらない。
私はまったく興味がない。
とてもおめでたいこと。
それだけでいいではないか。


そんなことを思っていたとき、
次の授業ではこの話をしようとふと思い立った。
「数字の意味づけ」についてである。


年齢が24歳離れているカップル。
いくつか挙げてみよう。


39歳男性と15歳女性
48歳男性と24歳女性
100歳男性と76歳女性
76歳男性と100歳女性
・・・・・・・・・


どれも同じ、24歳差である。
繰り返すが、どれも同じである。


しかし人間はその数字(事実)に対して意味づけをしてしまう。
そしてその意味づけとは、極めて主観的なものだったりする。
もし私が(それほど性能が良くない)コンピューターだとしたら、
上述の4つの例はすべて「同じもの」と解釈するだろう。


X - Y=±24


どれも同じではないか。


私はあらためて思う。
ああ、人間とは本当に感情的な生き物なんだなと。
そんな人間がしているビジネスという行為に、
実は数字という言語はほとんど無力なのかもしれないなと。
あなたはどう思うでしょうか。


そろそろ本題に入ります。



ここから先は

1,302字 / 1画像

¥ 200

いただいたサポートは、書籍の執筆業務や教育現場での活動を拡大し皆様にシェアする情報をさらに届けるために使わせていただきます! noteの「スキ」やamazonの書評も大きなサポートになりますので、よろしくお願いします。