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【研修事例】相手を動かす!数字を使ったコミュニケーション術 三菱UFJリサーチ&コンサルティング様・公開型研修


相手を動かす!数字を使ったコミュニケーション術

本日は三菱UFJリサーチ&コンサルティング様(東京会場)の公開型研修に登壇。テーマはこちら。

相手を動かす!数字を使ったコミュニケーション術

私のオリジナルプログラムである「数字で伝える・説得する技術」の改題と申し上げていいでしょう。事前にリモート開催のリハーサルまで行い、事務局の皆様と綿密な打ち合わせをしたうえで開催。研修の内容よりも、三菱UFJリサーチ&コンサルティングの皆様のセミナーに対する姿勢や仕事の仕方に感銘を受けました。素晴らしい。

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リモート型の研修が成功するとき

リモート型の研修が増えていますが、実は「負担」が増えたのは講師ではありません。事務局の皆様です。リモート形式の研修はリモートならではのトラブルや難しさがあります。すぐに対応いただけること、細やかな気遣いができること、それは研修参加者の満足度に直結します。もちろん参加者の満足度がすべてではありませんが、お招きする側の仕事としてはとても重要なことなのは間違いありません。

これまで(少ないながらも)リモート型の研修をしてきて思うこと。それは満足度の高い研修は、講師や内容よりも(もちろんそれも重要ですが)事務局やテクニカルサポートの皆様の対応や手捌きがよかった時だと思っています。

従来のリアル型研修では、スタートしてしまえばあとは講師の先生にお任せでも仕事として成立したと思います。まさに最初と最後に事務的なご案内をするだけで「事務局」の役割は成立します。

しかしリモートではそうはいきません。そういう意味で、これからビジネス系の研修は完全に「タッグ」が必要になると思います。いいコンテンツ(講師を含む)といいサポート体制。いいタッグが組めるとき、リモート型の研修は機能するのだと。


「口癖」というキーワード

さて、少しだけ内容にも触れることにします。もちろん研修は内容も大事なので(笑)。

意図的にこの日のキーワードにした言葉があります。

「口癖」

皆さんは自分の口癖に自覚的でしょうか。例えば私はこのような口癖があります。

「ひとことで言うと」
「要するに」
「シンプルに言うと」

もうこれだけで、私がどんな人物なのか想像ができるのではないでしょうか。めんどくさそうとか、友達が少なそうとか、気難しそうとか(笑)

つまり、「口癖」はその人を恐ろしいほどそのまま表現するものなのです。例えばビジネスパーソンによくあるこのような口癖。

「結論から言って」
「そもそも…」

「口癖」はその人を恐ろしいほどそのまま表現する。だからこのような言葉から、その人の頭の中や価値観を推し量ることができると思うのです。

この話と「数字の話」を組み合わせたものが、私のオリジナルプログラムの肝です。手前味噌ですが、私にしかできない「数字の話」だと思います。


数字が好きな人には、好きな数字がある

言葉遊びのようなことを申し上げるようですが、私はビジネスパーソンの皆様にこのような考え方を提案しています。

数字が好きな人には、好きな数字がある

これは「私は7が好き」「俺は1かな」といった概念ではありません。

例えば映画好きの人には必ず好きな映画があります。野球が好きな人は必ず推しの野球チーム(選手)がいます。中華料理が好きな人には必ず好きな中華料理のメニューがあります。(ちなみに私は中華好きであり、最も好きなメニューは麻婆豆腐) 

同じように、数字が好きな人には、好きな数字があるのです。数字が好きな人とは、例えばデータで説明して欲しい人、データで語るのが得意な人、などでしょうか。ソフトバンクの孫さん、ニトリの似鳥さんなどはいろんな発言から、おそらく「数字が好きな人」だと思います。そして彼らは必ず「好きな数字」があるはずです。好きな数字とは、自分が経営をしていて大事にしている数字、常に気にしている数字、物事を考えるにあたり必ず物差しとして使う数字です。

そしてその好きな数字は、好きであるが故に必ず普段から「口癖」として出ていると思います。営業利益率にこだわる人は、無意識に日頃から「営業利益率」という言葉を口から発しているはずです。働き方改革を推進する人事担当者は従業員の勤務時間にこだわるかもしれませんが、ならばきっと普段から「勤務時間」「残業時間」という言葉を口から発しているはずです。

数字が好きな人には、好きな数字がある

これが掴めると、ビジネスコミュニケーションは驚くほどうまくいきます。


あなたは、「口癖」に自覚的ですか?

この日のキーワードであり、ビジネスコミュニケーションを攻略するうえで極めて重要なことなので繰り返します。

あなたは、「口癖」に自覚的ですか?

その「口癖」とはあなた自身のものではなく、あなたが説得や説明をしなければならない相手のそれです。上司。取引先の担当者。同僚。あるいは部下。相手の口癖に敏感になった方がいい。それがこの日の研修のメッセージです。数字はあくまで脇役。ビジネス数学の専門家が「数字は脇役」と主張することの意味が、この記事を読んだ皆様に伝わるといいなと願います。

本日ご参加いただいた皆様には、その真意が伝わったでしょう。お仕事、頑張ってください。私も頑張ります!



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