数字を「凶器」として使っていませんか？【ビジネス数学・ニュースレター〜深沢真太郎の視点〜】vol.152

2020年7月24日 09:14

ビジネス数学教育家、深沢真太郎です。

１ヶ月後に迫った第８期・ビジネス数学インストラクター養成講座。
少人数制なので間もなく定員に達します。
ご検討の方はいますぐお申し込みをお願いしますね。
（その次にあたる第９期は12月の開催予定です）

ビジネス数学インストラクター養成講座

今日のトピック：数字を「凶器」として使っていませんか？

さて本題。

某プロ野球球団の研修でお会いした２軍選手が１軍で活躍。
昨日、たまたま観ていたTVのスポーツニュースでそれを知りました。

ヒーローインタビュー。
嬉しかっただろう。
勝手にこっちも泣きそうになる。

「いい研修」ができて喜んでいる講師は二流。
「いい仕事」をするようになった研修参加者の姿に喜べる講師が一流。
と戒めました。

これは企業の管理職にもまったく同じことが言えます。
自分がいい仕事をしていて喜んでいるようでは二流。
部下がいい仕事をするようになることを喜べて一流。
そうは思いませんか。

私が企業研修で管理職を対象とする際、必ずお伝えすることがあります。

部下に数字を使って指示をすることがあると思いますが、
それは気をつけないと時に「凶器」になります。
例えば実現性がなくかつ具体策も提示しないで
「来年は前年比130％必達だ！」なんて言い放つ上司。
はっきり言って暴力です。

そうではなく、部下が成功体験する（それを実感させる）ために、
数字を活用して「プロセス」をマネジメントして欲しい。
部下も人間です。
そのプロセスにおいてちょっとでも「できた」経験をすればそのあとも気分良く仕事を進めます。
そしてその「できた」を客観的に示してくれる言語はたった一つしかありません。

数字です。

部下がいい仕事をするようになることを喜べて一流です。
部下に成功体験を。
管理職はそのために、プロセスを数値化するのです。

今日も素敵な１日をお過ごしください。

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