【研修】実務に活かせるデータ分析研修 〜某大手医療系企業〜
最初のコンタクトは4年前でした。
ご担当者の熱い想いによりようやく実現した育成研修。
テーマは「実務に活かせるデータ分析研修」
(9:00〜17:30)×2DAYSで完全オンライン配信型。
講師はもちろん参加者にとってもハードな設計の研修ですが、ご担当者様の手厚いサポートにより無事に終了しました。
心より感謝申し上げます!
内容について。
①記述統計から推測統計の知識を幅広くインプット。これ以上を削ぎ落としたら統計学にならないギリギリの内容にし、超特急で全体像を理解する設計。
②定性→定量の思考法を学ぶ。ファクトベースの限界。アサンプションベースの導入。いかにして数値化しにくいものを数値化して説明するか。今回の参加者はここに発見や気づきがあったようだ。
③データを触る前の問題解決や仮説構築。いわゆる論理思考の基本から実践までを、おなじみ(?)である「わけるとつなぐ」で習得。
④ロジカルプレゼンテーション。1−1−3や6ステップで作る仕事術など、極めて実践的な内容。机上のデータに強いだけでは仕事は進まないことを理解してもらうために、とても大切なメッセージが込められている。
ひとことで言うと、「てんこ盛り」である(笑)
でもそれは裏を返せば「データを扱う仕事」の全体像を掴み学ぶことができたとも言える。
所感。
参加者はいわゆる理系(大学院)出身の方が多く、地頭も良いし知識も豊富。しかしそんな人ほど陥ってしまうのが、「学問」と「ビジネス」の違いを理解しないまま仕事をしてしまうことです。
例えばデータ分析が上手だとしても、仕事の目的はデータ分析ではありません。経営に好影響を与えること、経営陣に示唆を提供することが仕事です。これが学者であれば「データ分析することが仕事」でも良いかもしれません。しかし、ビジネスは経営です。経営は人間がやります。学問とビジネス。まったく世界が違うのです。
そのことが少しでも伝わり、優秀な理系人材が「機械的」ではなく「人間的」に仕事ができるようになって欲しいと願います。
いろいろやっています。あなたのお役に立てるものがあれば幸いです。
いただいたサポートは、書籍の執筆業務や教育現場での活動を拡大し皆様にシェアする情報をさらに届けるために使わせていただきます! noteの「スキ」やamazonの書評も大きなサポートになりますので、よろしくお願いします。