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共に創る-バングラデシュ渡航記-

こんにちは!ビジネスレザーファクトリー大学生ユースメンバーのメルです!

ビジネスレザーファクトリー」(以下、ビジレザ)とは ソーシャルビジネスしかしない企業「ボーダレスジャパン」のグループ会社。日本のビジネスパーソンへ牛本革製品を届けることで、バングラデシュの貧困解決に挑んでいます。


上記の通り、ビジレザはバングラデシュの貧困解決を目的とした事業です。
(詳しくはこちらの記事で!)

店舗スタッフはバングラデシュで作られた革製品を
日本のビジネスパーソンへ届けることで貧困解決という目的達成に貢献しています。

しかし、接客販売を通して「届ける」だけではないんです。
現地を「見る・知る」機会があるんです!

ビジレザでは、バングラデシュを訪れ工場メンバーと交流したり 現地の文化に触れる
BCTという海外研修を3年前から実施しています。
(BCT=BangladeshCo-creationTour)

年に数回行われ、
全国の店舗から数名ずつローテーションで参加していきます。

この研修は社員が対象のものになりますが、
アルバイトの立場から見てとても興味深い!そして羨ましい!!

ということで、
今回は品川店の社員メンバーのバングラ渡航記をお届けします!!



1,工場メンバーとの交流

渡航回によってスケジュールは異なっていますが、
どの回も工場の見学や工場メンバーとの交流をメインに、バングラデシュの社会問題を知るためにスラム街散策を行います。

まずは工場メンバーとの交流での思い出を紹介します。
お話を伺ったのは2019年11月の回に参加したAさん
その時のスケジュールと特に印象に残った
2日目・4日目のコメントをいただきました。


〜BCTスケジュール〜

1日目:移動日
・タイにてトランジット
・空港内でごはん
・空港内散策

2日目:
BLJ訪問(BLJ=バングラの工場のこと)
・工場見学
・食事会
BLJメンバーのお宅訪問

コメント
BLJ工場メンバーのお出迎えがとても嬉しかった!!
工場内は他のバングラデシュ国内の工場よりもだいぶ綺麗なのだろうな...
と思った。
ビリヤニは最高。(ビリヤニ=スパイスとお肉の混ぜ込みご飯。。インドやその周辺国で人気の食べ物。)工場メンバーにならって手で食べてみたが気分はいい。が利便性はやはりスプーンの方が良い!(笑)骨付きの肉を食べる時はいいか。


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(お出迎え)


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(ビリヤニ)


お宅訪問は日本の住宅事情をはものすごく異なっているため驚きがすごい。
BLJでの勤続年数の異なるお宅に行ったのだが、BLJで働くことによって
生活の質が上がっていることがひしひしと伝わってくる。
各家庭でインスタント麺の焼きそばのようなものが出てくるのだが
どの家庭も味が微妙に違いとても面白い!とても美味しい!!
少し辛いがそこまでではなくスパイシーな風味がとても豊か。
後日スーパーで同じようなインスタント麺を買って、日本で調理したが
勘を頼りにしたため謎の食べ物が出来上がった(笑)


3日目:
・なめし工場見学
・靴工場見学
・名刺入れ作り体験


4日目
朝会参加
・自己紹介
BLJでそれぞれお手伝い
・託児所で子供たちと遊ぶ
おにぎりプロジェクト
・合間に商品の試作を見る
ダンスパーティー


おにぎりプロジェクトは日本からの持ち込み企画。

ネットで流行したおにぎりアクションからアイデアを得て、
日本文化を伝えたいという想いを込めて工場メンバーへおにぎりを振る舞うというプロジェクトです。
他の回ではダンスを披露したりと、温かく迎え入れてくれる工場メンバーを楽しませる工夫を毎回行っているそうです。
また、年に一度開催されるメンバー総出のピクニックに参加できることも!!


コメント
人の数がものすごい朝会!(BLJに務めるメンバーは総勢約800人!!)自己紹介の際、あるメンバーによる”みんなを愛しています”(ベンガル語)が出た時の盛り上がりはさながらアイドルのライブ会場(笑)
おにぎりは少し失敗しかけたけど、最終的にものすごく美味しく炊けて最高だった。


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(エアバンド)

5日目:
BLJアカデミー見学
スラム街散策
・チャイを飲む
・リキシャに乗る
バングラ出発
タイにて反省会

BLJアカデミーとは、
工場のマネージャーが運営をする
大学卒業後、良い職業に就くことができなかった人向けの短期間の学校です。
学問やビジネスマナーなど、社会の即戦力となれるような知識を学ぶことができます。

6日目:移動日


2,バングラデシュの社会問題を知る 


次に、2020年1月の回に参加したBさんの印象に残ったスラム訪問を詳しく紹介します。
訪問したのは、工場長のマスンさんがサポートをしている
ダッカ市内のスラムです。

コメント
大きな広場に青空教室、その隣にたくさんの家とマーケットがありました。
野良犬?放し飼い?の犬がたくさんいて、こわい…!
スラム住民の皆様は、不思議そうな顔をしながらも、歓迎してくれている気がした。

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(スラムの写真)

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(スラムの写真)

2軒お宅訪問をさせていただきました。2軒といっても、アパートのお隣さんのような感じ。
このアパートの人たちは、ダッカで稼ぎを得る為に、田舎からでてきた。
しかし、学歴や社会での経験が少ない彼らは、なかなか安定した職につけない。リキシャ(日本の人力車)のような日雇いの仕事がほとんどだ。
両親共働きをしても家賃で半分なくなるという、厳しい生活。 一つのベッドで大人と子供が一緒に寝る生活。水はもちろん不潔。         彼らが不幸かと言われたら、そうではない。家族と過ごせる毎日に幸せを感じているかもしれない。
大人「先の目標なんてない、子供たちに将来は託した」
子供「将来は医者になりたい!先生になりたい!」
現状にうんざりな大人と、希望に満ち溢れるこども。          もしこのスラムの人たちを全員BLJの工場に呼べたら。
今よりも、もう少しだけ豊かな生活ができて、笑顔がもっと増えるだろうなあ。全員をうちに呼べないもどかしさを感じる時間でした。


ビジネスレザーファクトリーは5/30に初の試みとして、
オンラインツアー工場編を行いました!!
その際に工場で働くメンバーは
「それまでは夢なんて持てなかったけど、BLJで働き始めてから、我が子と将来ここで働きたい、という夢が持てるようになった。」とおっしゃっていました。

スラム街で出会った人達もBLJの仲間に迎えられるように、もっと事業を大きくしていきたい...!


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(子供達)

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(スラムに暮らす人々)


3,共に働くことを忘れない-ビジレザ流貧困解決-

私たちはバングラデシュの貧困解決を目的とした事業です。
この問題をより自分事として取り組むために、現場を見ることができるのは実に大きな経験です。

さらに、ビジレザのヴィジョンは
「世界中の働くを楽しく」を実現し貧困のない社会を共創する。

私たち店舗スタッフの役割は、商品を販売することでお客様の「働くを楽しく」することです。商品がなければこの仕事は成り立ちません。
貧困のない社会を「共創」するために、ビジレザにとってバングラデシュでの研修は必要不可欠なものだと感じます。


最後までお読みいただきありがとうございました!!


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