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第1話:ダークサイド大学生はしもと

こんばんわ。
はしもとです。

本記事では、
僕が統合失調症になってしまうまでの経緯、
一番最初に発症してから回復と重症化を何度も繰り返してきた8年間の経験、
その間にあった2度の入院や2年間のニート生活、
病気を抱えながらの苦しいサラリーマン生活、

そして克服してFXトレーダー兼フリーライターとなった今に至るまでのストーリーを一つ一つ書いていきます。

この記事が、
読んでくれている方にとって困難を乗り越えるヒントになれば幸いです。

前回は僕の25歳入院前夜についてのエピソードでしたが、
今回は一気に遡って、大学生に上がってから3年半で中退するまでのエピソードをお話しします。

あっ、
もしも読み進めていく中で気分が悪くなってしまったときは、一旦読むのをやめて楽しいお笑い番組なんかを見にいって下さい♪♪

また、
読む方の想像力の邪魔にならないようあえて画像無し文章のみの構成にしてあります。
飽きたら鼻くそほじりながらでも、お尻掻きながらポテチ食べながらだら~っと読み進めていただけると幸いです♪♪

それでは本題に入ります。


突然ですが、僕の親はある新興宗教に入信しています。
そして僕もおぎゃーって生まれた時から入会させられていたので、当時18歳まで当たり前にこの宗教が生活の一部になっていたんです。

そんな僕は小中高と学業をちょちょいとこなし、当たり前のようにこの新興宗教団体が作った某大学に入学しました。
(あ、波風立たせたくないのでコメントで学校名を当てに来ないでくださいね!!フリじゃないよ!!!笑)


恐らくですが、僕の精神病が花開く前、つぼみになる前、目が出るよりももっと前の、精神病の種が植えられたのがこの大学3年半という期間なんだと思います。


さて、
入学1年目、当時は寮生活をしていましたが、そこがまたすごいのなんのって、まさかの10人部屋なんですよね!笑
大きな空間に背の高い箪笥と勉強机を10個ずつ3列に並べて、それを仕切りにした狭い空間に備え付けの簡易ベッドとカーテンがあるのみです。想像つきますかね?これは流石に図を入れましょうかね?
まぁ、いいでしょう。何となく想像してみてください♪
1人に与えられた間取りは3畳くらいで箪笥と勉強机で1畳、ベッドで1畳、自由スペース1畳。まさに自由は不自由を体現した空間です♪
天井は吹き抜けているからドアももちろん無くてカーテンのみ。

それでも、これだけなら良かったんですよね、これだけなら・・・。
大学1年生の時にしか味わえない貴重な体験ってことで、後から笑い話になったり楽しい思い出になるもんじゃないですか♪こういうのって♪

でもね、忘れちゃならないのが、
ここがその新興宗教の総本山の寮だということです。

ここでは日常何が行われているかっていうと、
頻繁に寮生同士で「対話」という行為が勃発するんです。
例に漏れなく僕の所にも5日に1回は初めましての人がカーテンを開けてきて、「対話しようや!!!」ってお決まりの声に乗せて、
唯一僕のプライベートフィールドを守る守護神緑色のカーテン様を問答無用で突破してくるんです。

真夏のホラー特集特別番組よりも怖い体験でした・・・・笑

この「対話」というのがほんと厄介なものでね、何を話すのかって、
「この宗教がどれだけすごいのか」、とか
「この宗教のトップの方がいかに素晴らしい人間か」、とか
この宗教のいわゆる「模範解答」を言い合うことを「対話」って言うらしいんです。

それ以外の”空気の読めない話”なんてそこではできないんですよ。

僕は小学校の時からこの手の””不自然な一体感””が苦手だったので、途中から軽くノイローゼになってました・・・笑

そしていい加減耐えられなくなった秋ごろ、僕の取った行動はというと、学校近くに一人部屋を借りている音楽サークル仲間の家に逃げ込むことでした。

若干山奥の学校だったので、自然が好きな僕は夜その家に逃げ込む時に通る道が何ともいえず好きでした。夜は土のにおいや牛小屋のにおいなんかが風に乗って飛んでくるんです。

寮生「対話しようや!!!」
僕「あ、これから用事あるんで」
僕「〇〇くん!例のやつが来た!今から非難させて~!」
っていうテンプレートが秋冬のトレンドでした。

そしてこんな寮生活を1年間続けた僕が行きついた先が、
「この新興宗教に対する生粋のアンチキャラ」でした。

しかもまた、
僕の所属していた音楽サークルがアンチの掃き溜めみたいな所だったんですよね。笑
通常、学生のほぼ100%が入信済み、総本山なのでアンチはそのうちの数パーセントいるかいないかなのに、このサークルにはアンチがごろごろいたんですよ。


人って、一度ある方向に考えや生き方が傾きだすと、重力で引っ張られるがごとくどんどんその方向へ深く深く入っていくものです。
良くも悪くも。

当時の僕も、日を追うごとにどんどんアンチ〇〇教が強くなっていきました。

正統派の人たちとばったり会っちゃって話すときは仮面をかぶって適当に受け流して「対話ってステキやな!!」なんて言ってあげたり、
その後アンチ仲間と話すときネタにしてめちゃくちゃ共感しまくって、時に冗談交じりで裏で馬鹿にしたりもして楽しんでいました。

まぁね、いい所もあるんですよもちろん!
元の教え自体は「自分を高めて多くの人が幸せになるように」から来ているので。

解釈がずれてきているだけで大元は素晴らしい考え方だと思うんです。

でもね、
その学校の信者生徒達はズレちゃってるから

信仰を広める為なら人の幸せを平気で否定して踏みにじったりするのが良い事になっていたり、
信仰の集まりとか「対話」のためなら人との約束とかアルバイトのシフトとかブッチするのも当たり前だったし

一般社会では不道徳とされている言動が何故かそこでは善の行いになっていて、
そしてそこに、
僕も組み込まれちゃっているのがたまらなく嫌だったんです。

そういう偏った正義感というか宗教肯定感を日常的に目にしちゃうもんだから、
そんな環境に片足突っ込みながら一般社会にももう片方の足を突っ込んでいる状態の、不安定さったら無いんですよ。


いっそ妄信的になっちゃっていた方が、今頃毎日、不安もなく幸せを感じながら生きていけたのかもしれませんね。


僕の世界観はもう、
いつの間にかすっかりいびつなものになってしまいました。

なんだか、
どっちの世界とも切り離されてしまったんですよね。

この時、
週5日ペースで土と牛小屋のにおいが入ってくるサークル友達の家に行くことが、すごく心に安心をもたらしてくれていました。


こうなってくるともう、

何かを見聞きする度に
「自分の方が正しいんだ」
「自分はあいつらみたいに偏った価値観に染まってはいないぞ」
って、瞬間で思うクセも付いてきて

謎の優越感というか、
特別感というか、
いわゆる「自分は一般ピーポーとは違うんだぜ病」にすっかり侵された状態になっていたんですね。



こうして、
僕の心は見事に分裂することとなりました。
パピコかな?エリーゼかな?

そういえば昔ダブルソーダっていうアイスがあったのですが知ってますか?
あれめっちゃうまいんですよね~♪


すみません、
脱線しました。笑

でもね、ある意味清々しかったんですよ。

今までずっとこの宗教団体に対して、

一人でモヤモヤ脳内疑問符を奏でていたのが、

一緒に奏でる仲間ができて、

自分の考えが間違っていなかった風の証明が取れて、

嬉しかったし、めちゃくちゃ楽しかったんです。

もう浴びるほど第3のビールを飲んでラーメンピーナッツをほうばりましたよ♪
ちなみに、ドラフトワンと金麦でした♪
贅沢したいときはマグナムドライ♪


そしてそのまま闇堕ちした状態で大学2年に上がりました。

すっかりベイダー卿のように堕ちてしまった僕は、
これ以降ひたすらお酒に明け暮れるようになったり、大学の講義もまともに出ないで音楽サークルのたまり場に通ったり、とにかくアウトローに学生生活を楽しむようになっていきました。

人と違うことをしていると安心できたんですよ。


っと、
ここまででまだ大学1年生の話しかできていませんが、かなり記事が長くなってしまったので続きは次回にしたいと思います。

次は大学2年に上がってから中退するまでのお話をしたいと思います。


あ、これを読んでいる方に一つだけお願いがあります。

当時の僕は、この宗教団体にめちゃくちゃ嫌悪していましたが、今だからこそ経験談としてはっきり言えます。
「人や団体を嫌悪する気持ちは百害あって一利なし」
です。

どうか、ご自身の心の中に闇の炎を焚きつけないようにしてくださいね。
心の闇が、光を作り出してくれるその日まで。

あなたの中に
柳のように穏やかでしなやかに、決して折れない心が育つことを願っています。

それではまた次回お会いできれば嬉しいです♪♪

ここまでお読みいただきありがとうございました。

P.S.
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