【てとてをかさねて】　#みんなでポエム書いてみた

こちらは先日のだいすーけさんのポエムの企画のボツ作品ね🎵

最近の投稿でずっと繋がってるテーマなので投稿することにしたわ！

修学旅行で乗らなかったボートに今あなたと乗っている

二十歳を過ぎた頃

海に沈んでみた

伊豆のどこかの海

いろんな音がわたしにとって自然に聞こえた

いつも部屋で聞いていたような音

怖くて仕方ない海

水の中

わたしは海に沈んでみた

伊豆のどこかの海のどこか深いところ

意図して潜らないといけない場所

音は水の中で初めて形になってわたしに届いた

ぼわんとした緩い輪郭をもって

それはわたしに届いた

水は海の色を映し

小さなふぐがそばを泳いでて

わたしは息をするために空へ向かった

今でもよく夢に見る

水の深いところに届く太陽

わたしにはわたしに合った世界があって

きっとそれは奇異に見えることもあって

見える世界も聞こえる音も感じる水の感触も違うはずで

それでもあなたはわたしのどこかを分かち合って生きてくれている

一緒に乗ってくれてありがとう

中学も高校も修学旅行は京都で、その時はボートに乗りたいって言うこともできないような子で

でもこの時は言葉にできたね

水の中で聞こえた音と水の外で聞こえる音

それらを出来る限り近いtoneで聴くことができるように

ずっと手をはなさないでね

約束だよ

【おしまい】

なんとなく命の話を連想させるかもしれないけれど、海の家で買った600円のモリを持って潜っただけなんだけどね。

中学高校と修学旅行は京都でした。高校生の時にこの旅館なんかみたことあるなって思って、隣の旅館に飛び込んだ。そこは中学生の時に泊まった旅館でした。

中学校の時の修学旅行でさ、多分3泊くらいしたと思うんだけど、そのうちの夕食を2回食べ損ねてる。

1度目は各部屋ごとに食事が運ばれてくるスタイルだったんだけど、配膳が間に合わなくて、クラスで夜のどこかに行く予定の時間が来てしまったので食べれなかった。ひどいよね。

2度目はさ、わたしの分の料理をクラスメイトが全部こぼしたんだよね。彼の分と巻き添えでわたしの分まで。連帯責任みたいな意味わかんないことになって、2日間夕食なし。わたしは大人しく座ってただけなのにね。ひどいよね。2日連続夕食なしって。

修学旅行といえばさ、わたしはやや目立つ感じの容姿というか性別というかさ、修学旅行生とかによく写真撮られるのよ。そりゃ気持ちを理解できなくはないよね。だってテレビで見るような、言い方悪いけどマイノリティの人が実際に堂々と歩いてたら気にはなるよね。

でさ、中学生に写真撮られたもんだから近寄ってさ、話をしてみたのよね。勝手に写真とっちゃだめよって。そしたらなんだか懐かれてさ、そこに先生も来て、くだらないことを話してるうちに先生や生徒から絶大な人気を得てね、明日で最後だから、ホテルまで見送りに来てって生徒たちに頼まれて、朝見送りに行ったわ。みんなずっと手を振ってくれてね。思いがけないなかなかいい課外授業だったんじゃないかって自負してる。

それから時々その学校を受け持ってたツアー会社の人がみちばたで話しかけてくれる。

どうしてるだろう。きっと今は大変な時期よね。

写真一枚でいろいろ話が広がっていくわ。長くなるからそろそろ筆を置きましょう。

こちらの企画に合わせて書きましたが三作品までなのでボツにしたものです。もう応募期間は終わったけれど、またいつか開催してほしいな！