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カチャトーラ

カチャトーラですが、昨日はインザポケットしていたマネーでお肉を買いました。

お肉といっても果肉などの植物性の肉ではなく、偶然にも手にしたものは来年の干支である牛の肉だったのは皮肉ですがここはわたしの苦肉のギャグもあいにくの結果でようやくフランスさんの羊肉も輸入が容認されたのは2017年です。

干支ですが、実は十干十二支というもの略称で、10種類と12種類を合わせて相当な数があるのは有名な話ですよね。10と12の最小公倍数は60なので、干支は60種類あります。この60種類をひとまとめにして暦と言いますが、還暦とはまさに十干十二支を一周したという意味でもあります。

この2017年を例にしますと、この年は酉年でしたが実際には丁酉です。鳥に違いはありませんが実はこのカチャトーラは鳥肉で作ることがメジャーで正規の本場イタリアでは正義のジャスティスです。

というのもカチャトーラは猟師風の煮込み料理のことでして、山や森で捕まえた鳥とキノコなどをワイルドにワインで煮込んだものなのです。

牛は平地に住む傾向がありますので山や森で野生の牛にで会うことはかなり稀ですし、もしカチャトーラに和牛を使いたいのなら和牛を森に連れて行き、逃した後で野生化した頃に再度捕まえて加工しなければいけません。和牛自体が出荷までにだいたい2年以上かかりますし、そこから野生化するのを待っていたら足掛け三年以上の料理になってしまいますよね。帝国ホテルのデミグラスソースはじっくりと時間をかけて仕上げていくことで有名ですが、三年もかかってはそれどころじゃありません。

スーパーの精肉コーナーでそんなことを考えていたらカチャトーラ・マニアからのクレームを受ける不安に駆られましたので、実際に買ったのは比較的放し飼いに近いだろうと思われるオーストラリアの牛です。

結局鳥じゃないのかって?いいんですよ。カチャトーラ自体が猟師料理ではなくて猟師風なのです!カールのカレー味にカレーのルーがついてなくても怒ってるルー大柴を見たことないじゃないですか!仕事できる風の着こなしみたいな感じ浅野温子風の仕草をする職場の女性も毎日働いて風に働いてます!風でなにが悪いんですか!

まったくもう!




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