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日本は自由?

言論の自由。

選択の自由。

人権尊重。

主義・主張の自由。


民主主義の恩恵は、

本当に計り知れない。


ただ、あえて一石を投じるとしたら、

「本当に?」だ。

私が、こう思うのには、もちろん、

明確な理由がある。


それは、息子たちのような

「障がい者に対しての自由の確保」

だ。


例えば、中学までは、

健常な同級生と同じ学校に通える。

ところが、高校になると

・特別支援学校

と言う形で区別されるか、

・今までとは違う、

「健常者にとっては普通」な

 学校に相当に背伸びをして通う。

の、どちらかになる。

後者が悪いとか、問題だとは

思わない。健常者にとっては当然、

何不自由のない学び舎だ。

ただ、障がい者からしたら違う。


授業のレベルはもちろんのこと、

身の回りのことや、通学方法。

クラスメートとの関係の構築。

これらを、「完全アウェーの中で」

求められるのだ。

もちろん、学校なので、

相応のバックアップ体制はある。

ただその恩恵は、中学までとは

違い「学校生活を見る・知る機会」

が少ない中で、親が気づいて

学校に相談して初めて成立する。


どうして、中学までの

「本当に恵まれた、良い環境」を、

継承した環境が作れないのかな?

と思う。


「中学までの環境が、本当に

特別だったのです。今の状況は、

いずれ必ず起こることを、予め

高校と言う早い時期から経験でき、

対処方法を早期に考える事が

できる。そう考えてみませんか?」

と言われた。


一応の納得もできる。


ただそれも、「日本社会の課題」

ではないかとも思う。


世界各国にも、似たような状況は

絶対に起こっていると思う。

その課題に、どのように対応

【し続けているのか?】を、

継続して調査していたら、

「日本のモデル」が、

プロトタイプとしてでも

構築できるのではないか?


それができない。少なくとも、

当事者の親である私には、

できているように見えないのは、

深刻な状態ではないかと思う。


長男が先日、私に聞こえないような

小さな声で「中学が良かったな」と

言っていた。


あえて「何か言った~?」と

聞き返してみたら「ううん、なにも」

と。

親に心配をかけさせまいと、

気を使ってくれる心の優しい長男。

何もしてやれない私。

心で、くやし涙しました。


嘆いていても何も変わりません。

今の日本の社会環境で、長男が

少しでも「楽しい、心地良い」と

思える場に行けるように。

あらゆる可能性を探して、

面白そうな選択肢を、多く用意して

あげられたらなと思います。


最後まで読んでいただき、

本当にありがとうございました。

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