礼儀作法は面倒に感じるけど知っておいた方が自分を助ける

上座だの下座だの、タクシーに乗るときは目上の人を先に乗せるとか、偉い人のグラスが空になっていたらお酒つぎましょうとか、俺も若いころは色々と上司、先輩などから小言いわれたり怒られたりして、めんどくせぇな、なんでそんなこといちいち気にするんだよなどと思いつつ過ごしていた時期があった。

でも社会人半年くらい経験して、徐々にそういうのをある程度覚えて、まぁ本意ではないにしても自然とうまいこと立ち回れるようになってきたとき、ふと気がついたんだ。あぁこういう基本的な礼儀作法をある程度きちんとやっているだけで、年上の人が一目置いてくれるというか、若い割にちゃんとしてるじゃんみたいな感じでポジティブな感情を持ってくれることに。

別に上の人に媚びろと言うつもりは全くないし、自分もそんなことをしたことはないんだけど、それでも上の人に気に入られて悪いことはなくて、ポジティブな印象を一度持ってもらえると、そのあとでちょっと生意気な意見を言ったりしても許されるというか、大目に見てくれたり、場合によっては元気があってよい -おじさんたちは元気がある若者がなんかしらないけど好きみたいだ- なんて評価されたり、要するに立場的によいポジションが取れる可能性が高い。

若いうちは権限もないし、自分の好きなようには動けないことが多いけれど、上の人を味方にすれば色々と便利なことが多い。そして立場が弱いうちは使えるものは何でも利用した方がよい。だから面倒だな、こんなの意味ないのにな、などと思っても、上の世代が好きな価値観に少しあわせて行動するということをひとつのテクニックだと思ってやってみるとよいと思う。

2016/3/17

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