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~わかりやすいイタリアワイン~身近な白ワイン、トレビアーノ



「トレビアーノ種とは」

イタリアの白ワイン用ブドウの中では最もポピュラーな品種で、
エリア別に特徴的な固有品種があるのがイタリアの特徴だがこのブドウはイタリアのほぼ全土で栽培されている。クローンが多く、トレビアーノ以外にも「トレビアーノ〇〇」というブドウが多い。
トレッビアーノ・トスカーノ、トレッビアーノ・ロマニョーロ、トレッビアーノ・ジャッロ,トレビアーノディルガーナなど。
フランスでも「ユニブラン」という名前で呼ばれ、コニャックなどで使われている。


「トレビアーノを使ったワインの特徴」

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強い苗木で生産量も多い為、フレッシュなものからしっかりしたものまで幅広く作られる。安価なものがピックアップされがちで、全体のイメージはフレッシュで酸味が多いとの評価が目立つが、実はしっかりと作られる白ワインとしてのコストパフォーマンスは高い。

「トレビアーノの魅力」

この品種の魅力といえば何といっても種類の豊富さ。
値段にも比例するが、北になればなるほど、しっかりした酸味が出てくる。
中部から南のものは比較的穏やかな味わいでバランスよいものが多く見受けられる。うまく見つければ安価でもバランスよく飲みやすいものもあるので自分の好みを見つけやすいです。またそれほど高価でなくてもジューシーでフルボディのしっかりとしたワインが飲めるのも良い特徴です。

「イタリアではこんなお料理と合わせてる」


イタリア全土で作られている品種ですが特に多く作られているのは
中部イタリアのアブルッツォ、マルケ、ラツィオです。
そちらでよく食べられている料理は白身肉や、海沿いは魚介類が豊富です。

・オリーべフリッテ

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オリーブの中にミンチとを詰めてあげた一品でマルケ料理の前菜の代表です。ストリートフードとして揚げたてを歩きながら食べることもできる気軽な前菜です。オリーブの中にミンチとを詰めてあげた一品でマルケ料理の前菜の代表です。ストリートフードとして揚げたてを歩きながら食べることもできる気軽な前菜です。

・フリットゥーラミスタ

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ローマやマルケなどで屋台で気軽に食べられる魚介類の揚げ物です。
すっきりとした味わいが油をさっぱり仕上げてくれます。
レモンを絞ると非常に相性が良くなります。


・ポッロアッラロマーナ

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鶏肉をパプリカやトマトと合わせたお料理です。
鶏肉やウサギ肉などの白身肉は白ワインと相性が良く簡単に作れるシンプルなお料理です。


「値段別にみる料理との相性」

酸味のあるものからバランス良いフルーティめのもの、しっかりとしたボディのものまで幅広くあるので色んな料理に合わせることができます。
優しい酸味の軽めのお料理から白身肉のお料理まで
値段によって傾向があるので参考にしてください。

「1000~2000円台」
安価なものは軽やかで少し酸味があるものが多いです。
よって、やや酸味のあるお料理で軽めのものを合わせましょう。 

魚介揚げ物

合うお料理の例:
・魚介の揚げ物(レモンを添えて、酸味を調節)
・生ハムとチーズのサラダ(イタリアンドレッシング)
・ピクルス

「2000後半~3000円台」
これくらいの値段になるとフルーティでバランスが取れたものが多くなります。中程度でさっぱりとし味わいのお料理を合わせましょう
 

みぞれ鍋

合うお料理の例:
・鶏肉の南蛮漬け
・みぞれ鍋(具材は何でも。ポン酢などが〇)

「4000円台以上」

この値段になると酸味は極めて少なくなり、しっかりとジューシーでブドウ感のあるものが多いです。ボディもフルボディになってくるのでそれに合わせたメイン級のお料理が合います。

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合うお料理の例:
・白身魚(白身肉)のムニエル
・チーズフォンデュ


「購入可能なおススメのモンテプルチアーノワイン」


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次は実際にネットなどでも買えるおすすめトレビアーノ種ワインを
紹介します。(恐縮ですが、弊社のワインも入れさせていただきます)

・コッレフリージオ トレビアーノダブルッツォ
https://www.dragee.co.jp/fs/dragee/gr363/W-ZFL99017049

この造り手さんのワインはバランスよく作られていて値段は安いですが
そこまで酸味も強くなく飲みやすいのが特徴です。


・カンタロス
https://buon-amico.com/?pid=137990946

モリーゼという小さな州の生産数も少ないワインです。
トレビアーノとマルヴァジアという品種のブレンドですがまろやかな味わいで酸味も少なく、バランスが良く、南国系の香りが特徴的です。


・アルターレ マラミエーロ
https://buon-amico.com/?pid=137990709
とてもジューシーな味わいでしっかりとしたブドウのボディが感じられます。酸は極めて少なく蜜のようなトロっとしたコクが感じられます。
ブルゴーニュやカリフォルニアの典型的な重ためのシャルドネの高級ラインに近い品格があり、お値段以上の値打ちはあります。


「まとめ」

トレビアーノ種のワインは値段も幅広く、種類も多いので、色々なタイプを試しながら自分の好みを見つけていくのが良いと思います。
比較的お値打ちのバランスよく飲みやすいものが多いですので、ワイン選びに迷ったときに困ったときのトレビアーノとして値段の傾向などを覚えておくのも良いかもしれません。

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