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天才になったらこんな気持ち?が感じられる~蜜蜂と遠雷~

主人公が頑張るストーリーが好きだ。
頑張れない自分の背中を押してくれるようで、胸が熱くなる。

蜜蜂と遠雷 https://www.amazon.co.jp/dp/4344030036/ref=cm_sw_r_cp_api_i_9GJtCbC65AD5V

少し前の本屋大賞で、少し前に友人が勧めてくれたのですぐ買ったが、いつものように放置していたのを、読後まとめを書きたいな、と思い、読んでみた。

学生の頃はよく読んでいたが、まともな小説を読むのは実は20年ぶりくらいになる。久々に読んだ小説は、これを選んで良かった、と思わせる、一度読み始めたら止められない魅力のある映画みたいな内容だった。

それぞれに天賦の才のある限れた人たちが、その中でもしのぎを削るピアノコンクール。楽器をやった事が無い私でも、思わず引き込まれて、第九くらいしか知らないクラッシック音痴の私でも、作中に出てくる楽曲をググって聴いてみるくらい、臨場感にあふれた描写。

作中では音楽はそもそも宇宙や自然の中に元からあって、音楽家はそれを取り出しているだけ、と言った表現が出てくるのだけれど、人にはこうやってみたい、とか、こうなりたい、とか、こうなら良いのに、という共通のものがあるのかな?それを取り出して文字にしたような、そんな素敵な作品。

映画みたいなお話だけど、映画化は難しいだろうなぁ、と思いながら読んでいたら、映画化されて、2019年秋に公開されるとのこと、楽しみだ。



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