自家製発酵調味料を使った、塩麹ハンバーグ、焼き芋スープ、大根おろしコロッケ！一風変わった 「カモスカゴハン」の料理プレート@岡山県岡山市

発酵料理のお店は多々あるけれど、「カモスカゴハン」の創作料理は想像をはるかに超えた味付けで、食べながら前向きな混乱を起こす。

駐車場はないので、近くに停めて歩いた。お店は一見普通のおうちで、注意していなかったら普通に通り過ぎてしまいそうなくらい、周りの雰囲気に溶け込んでいた。

店内はカウンター数席とテーブル席が3ヶ所くらいあり、おひとりさま、家族、友達同士などさまざまな場面で使える。飛び込みでも空いていれば入れるが、予約が確実。テイクアウトのお弁当利用者も結構来ていた。

ランチは日替わりで、1320円。
メインの料理と副菜、発酵玄米、スープ、一口デザート付き。副菜と書いたけど、メイン料理に負けないくらい、どれも印象深いおいしさだった。

この日のメインは、塩麹ハンバーグ。塩麹も手作りのものらしい。

つなぎは一切使っていないような柔らかさで、箸を入れれば肉汁が溢れ、特性シャリアピンソース（玉ねぎソース）に滲む。やわやわなお肉をたっぷりソースに浸して、頬張る幸せ。

かいわれの下に隠されている大根おろしのコロッケは、アツアツがおいしいから最初に食べて、とのことだった。衣はサクサク、中は大根おろしがふわふわで、味気ないかと思いきやピンク色のソースがしっかりと下支えしてくれていた。

一番感激だったのは、左上にある切り干し大根のほうれん草ジェノベーゼ。バジルを使わないジェノベーゼはまったりした甘みがあり、アボカドかと思うほど。ねっとしとした濃厚さがあり、永遠に食べていられそうだった。切り干し大根の独特な食感も、感激度に拍車をかけてくる。

一品ずつ語っていたらきりがなく、野菜だしベースの焼き芋スープ、桃風味の甘いトマト、アボカド入り出汁とろろなど、すべてが一風変わった料理たち。
食べてよくわからなければ聞くと細やかに教えてくれて、ふむふむなるほど…？と一応納得はするけれど、自分では作り出せないここだけの味な気がする。

発酵に興味があってもなくても、食材の使い方が勉強になって面白いかもしれない。

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ごちそうさまでした。

カモスカゴハン
・〒700-0867 岡山県岡山市北区岡町１−１９
・11:30〜15:00
・定休日　日月
・instagram
・駐車場なし