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アイルランドから '23 冬 ラグビー 6ヵ国対抗 Round3 どうするスコットランド

 この記事を書いているのは、アイルランドの短期語学留学(アイルランドから '23 冬)中です。

 今回からはプレビュー(試合前の展望)とリザルト(試合後の結果)に分けて記事にすることにしました。

 今週の注目試合は「フランス対スコットランド」です。


Round 1の記事はこちら↓
 アイルランドから '23 冬 ラグビー6か国対抗 Round1 勝ちました!
Round 2の記事はこちら↓
 アイルランドから '23 冬 ラグビー6か国対抗 Round2 また勝ちました!

Summary(概要)

 I want to write about a preview of the 2023 Six Nations Rugby round3.  Overall, the results of this weekend's matches will determine possibility of a Grand Slam in Ireland or Scotland and in addition, France could win the championship.
 First of all, Scotland has won two matches, but both were against England and Wales, who have changed head coaches and are assessing their players, so they will be able to see how good they are against France, who still have a chance of winning the championship.
 Secondly, Italy played a good first game, but a win over a strong Ireland team is doubtful.
 Finally, England and Wales, as noted above, have no fixed members. This match will be interesting to see how the front three of both teams match up.
 In conclusion, the match to watch this weekend is the France-Scotland match, which involves both achieving a Grand Slam and winning a championship.

 2023年の6ヵ国対抗ラグビーの第3節の展望について書こうと思います。
 全体としては、今週末の試合結果で、アイルランドとスコットランドのグランドスラム達成の可否とそれに加えて、フランスの優勝の可能性が決まるでしょう。
 まず始めに、スコットランドは2勝しているが、対戦はいずれもヘッドコーチが交代して選手を見極めているイングランドとウエールズであったため、優勝の可能性を残しているフランスとの試合で実力を見極められることになるであろう。
 第2に、イタリアは初戦に良い試合をしたが、好調なアイルランドに勝つのは疑わしい。
 最後に、イングランドとウエールズは前述のとおりメンバーが固定されていない。この試合は両チームのフロントスリーのマッチアップに興味がある。
 結論としては、今週末の注目試合はグランドスラム達成とチャンピオンシップ優勝の両方に関係するフランス対スコットランド戦である。

Round3の予想

それぞれのチームの課題

WHAT ARE THE BIGGEST QUESTIONS FACING EACH TEAM AHEAD OF ROUND 3?
Round3を前にそれぞれのチームが直面している課題


・Can Ireland’s depth keep shining?
 アイルランド
は輝き続けられるか?
→ イタリア戦では、欠場するJohnny Sextonの代わりにJames Ryanがキャプテンを務め、スタンドオフはRoss Byrneが出場する。
 Andy Farrellヘッドコーチにとっては、バックアップの選手を試すいい機会となるでしょう。

・Are Scotland the real deal?
 スコットランド
は本物なのか?
→ これまでに勝利したウエールズとイングランドはヘッドコーチの交代直後であり、選手選考の途中であった。次戦のフランスはアイルランド戦の敗戦から立ち直って優勝を狙うチームであり、課題である一貫性を保てるかがポイントとなる。

・Can France bounce back?
 フランス
は立ち直れるか?
→ アイルランド戦の敗戦で、「6ヵ国対抗になって初めてグランドスラムを2度達成する最初の国となる」という望みを絶たれたが、今週の試合に勝利をすれば優勝の可能性を残すことになる。しかし、初戦のイタリア戦に苦戦したことを考えるとまだ本調子ではありません。

・Has Borthwick found his midfield?
 イングランド
はフロントスリーを決めたのか?
→ スコットランド戦の敗戦の後、Steve BorthwickはOwen FarrellをSOに、Ollie LawrenceとHenry SladeをCTBに選んび、Lawrenceはプレイヤーオブザマッチに選ばれる活躍を見せた。次戦のウエールズ戦でこの3人が機能すれば、その後のフランス戦とアイルランド戦に期待を持たせることになるでしょう。

・Where do Wales go from here?
 ウエールズ
はどこに向かうのか
→ 初戦のアイルランド戦はベテランを起用して、2戦目のスコットランド戦では若い選手を起用したが、どちらもうまくいかなかったため2連敗して最下位に沈んでいる。次戦のイングランド戦はFWに経験のある選手を、BKには若手を選んだ。 Warren Gatlandは両CTBのMason GradyとJoe Hawkinsに期待しているだろう。

・Can the France game inspire Italy to claim a surprise win?
 
フランス戦の勢いがイタリアに衝撃の勝利をもたらすか?
→ フランス戦は62分に24-22とリードし、その後逆転され5点差で迎えた残り7分、イタリアはタッチキックではなくショットを選択してしまった。アイルランド戦はSOの Paolo Garbisiが復帰し、ゲームマネージメントに大きな影響を与えるが、アイルランドを倒すのに十分かどうかは疑問が残る。

WHAT ARE THE BIGGEST QUESTIONS FACING EACH TEAM AHEAD OF ROUND 3?
https://www.sixnationsrugby.com/2023/02/23/what-are-the-biggest-questions-facing-each-team-ahead-of-round-3/

フランス 対 スコットランド

 スコットランドは6nationsになって2021年まで、Twickenham(イングランドのホーム)と the Stade de France(フランスのホーム)で勝利したことは無かった。しかし、ロンドンへの過去3回の遠征では無敗で、前回はフランスの首都で85分のDuhan van der Merweのトライによって、22年間待たされた勝利に終止符を打った。
 フランスはダブリンでの敗戦で、6nations史上初の2年連続Grand Slams
達成の望みを絶たれた。次戦で負ければ、大会2連覇の可能性は消滅するが、Fabien Galthiéのレ・ブルーは過去4年間で1度しか連敗していない。さらに、スコットランドとの対戦成績は2勝2敗と互角で、2020年のEdinburgh
と2年前のthe Stade de Franceでは敗れてトロフィー奪取の望みは絶たれた。しかし1年前のBT Murrayfieldでは36-17と勝利してGrand Slams達成
で最高のパフォーマンスを披露した。
【メンバー変更】
 両チームとも、スターティングメンバーを1人ずつ変更している。
 フランスは、出場停止中のUini Atonioに代わってMohamed Haouas
を起用 する。
 スコットランドは、オープンサイドFLにHamish Watsonを戻した。
 リザーブメンバーはスコットランドがCTBのクリス・ハリスに代わって、FWのサム・スキナーを起用し、ベンチをFW6名、BK2名で構成することにしている。もう一つの変更は、ベンチ外だったAli PriceがGeorge Horne
の代わりに選ばれたことです。

PREVIEW: FRANCE V SCOTLAND
https://www.sixnationsrugby.com/preview/preview-france-v-scotland-4/#preview

イタリア 対 アイルランド

 Andy Farrellが率いるアイルランドは、すでにウェールズと王者フランスを破っており、この対戦で2013年以来勝利していないイタリアを相手に、Grand Slam獲得に向け勢いをつけようとしている。
 昨年、アイルランドは57-6で9トライを挙げ勝利した。イタリアは負傷と不運が重なり、この試合の約4分の3を13人で戦った。
 しかし、イタリアは第1戦のフランス戦で見せた健闘と、ホームグラウンドの応援によって自信を得ているでしょう。

【メンバー変更】
 イタリアは、前回の試合からから3名の選手を変更しました。
SOはTommaso Allanに代わり、Paolo Garbisiが復帰して今シーズン2度目の国際試合出場となります。WTBにはPierre Brunoが入り、Tommaso MenoncelloはCTBに、Luca Morisiはベンチスタートとなり、Marco Riccioni
に代わり、Simone FerrariがPRに入る。
 アイルランドは、キャプテンのJohnny Sextonが鼠径部の負傷でメンバー外になった他、6名のメンバーを入れ替えました。

PREVIEW: ITALY V IRELAND
https://www.sixnationsrugby.com/preview/preview-italy-v-ireland-4/#preview

ウエールズ対イングランド

過去の試合

 2021:FRANCE 23-27 SCOTLAND

2011:FRANCE 34-21 SCOTLAND

2013:Italy 22-15 Ireland

2007:Italy 24-51 Ireland

1999:WALSE 34-21 ENGLAND

2015:ENGLAND 25-28 WALSE

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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