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私はきっとうらやましい

「なんでこの人こんな言い方するの?」
人の発言や行動に関して、違和感なり不快感感じることって割とある。

例えばだけど、

BさんはAさんに、お願い事をしたとする。
Aさんは、忘れてしまうこともあるから、忘れていたらもう一度言って欲しいと伝えた。
Bさんはそれが面倒だと言った。

私はAの立場であったとして、
普段の仕事の中では、リマインドをしなかった方が悪いという環境下で働いている。それを踏まえると、お願いのリマインドをしていないのに、一方的に「向こうが動いてくれない」なんて不満を溜める方が、未熟なのではと思ってしまう。
人に対して、「頼んだ」という状況にあぐらをかくのはずるいなと思ってしまう。

「請求することをしないで債権者であることに安住していると債権を喪失する、逆から言えば、請求することによって債権者である」

『であることとすること』

話の冒頭で出てくる「時効は貸した金を返してもらえない」という話。これは、借金を貸した側は借りた側に催促をし続けないまま一定期間が過ぎると、借金を返してもらう権利がなくなる(つまり、借金がチャラになってしまう)ということで、民法という法律に規定されているというもの。

でもふと思ったのだ。
ここまで引っかかるということは、
心のどこかで羨ましさを感じているのではないかということだ。

そりゃあ、頼むのに加えて、それをリマインドすることって手間ではあるし、リマインドをしない方が悪いなんて、そりゃあ不便である。

それを言う事が許される
(まわりがなんとかしてくれている)

ことに対する妬みもおそらくあるなと腑に落ちつかせようとしてみたりする。私だって、そりゃあ多少なりとも許されたい。

別に未熟なままでいたいわけではないしなりたいわけではない前提で、そういうのが許されている、許せる感覚に対する妬み、なのかなあ。




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