昨年再興の竪義会厳修 総本山醍醐寺
※文化時報2022年7月22日号の掲載記事です。
真言宗醍醐派総本山醍醐寺(仲田順和座主、京都市伏見区)は6日、国宝金堂で、弘法大師空海の諡号(しごう)下賜1100年慶讃事業の一環で昨年約400年ぶりに再興した論義法要「竪義会(りゅうぎえ)」を営んだ。奈良時代に栄えた三論宗の形式で行われ、顕教=用語解説=と密教の両方の教えに基づく法会式の復興を誓った。
竪義会は、論義問答によって学僧が受ける試験を指す。試験を受ける「竪者(りっしゃ)」が、「問者(もんじゃ)」から出された論題について答える。
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