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BIRDER4月号の見どころ

特集【ツバメ大解剖】

写真とイラストでわかる!ツバメ図鑑
春になると身近な場所で見られるツバメ。実は、リュウキュウツバメやコシアカツバメなど、国内でも地域によって見られるツバメが違ったり、長い燕尾をもたないツバメの仲間もいます。今回は、そんなツバメの仲間たちについて、生活から見分け方まで、じっくり深掘りしました!

街のツバメと仁義なき隣人たち
「仁義なき」と聞くと往年の仁侠映画を思い出して、ツバメのイメージとは少し合わないと感じるかもしれません。でも、ツバメだって野に生きる鳥ですから他の鳥との争いは避けられません。いちばんわかりやすいのは、同じく身近な鳥で強力な捕食者のカラスですが、「食べる-食べられる」の関係だけでなく、巣の場所を巡る争いとしてスズメやヒメアマツバメも油断できない隣人であることを記事では紹介しています。さらに、近年街なかへの分布を急速に広げるイソヒヨドリがツバメの前に立ちはだかり、今まで味方だと思っていた人間までも敵に回るかもしれない・・・記事を読むとツバメの周りにはドラマや映画さながらの複雑な関係性が見えてきますね。

連載記事の見どころ

あっちこっち撮影奮闘記 世界のカワセミを追いかけて
まずは下の記事見本をよーく見てほしい。左の写真でヒメヤマセミが止まっているのは灰色の大きな丸い石・・・ではなくカバの背中です。日本のヤマセミは滅多に姿を現さないけれど、アフリカではあちこちにいるのだそうで、こんな光景も珍しくないとのこと。何ともうらやましいことですね。それにしても、カバの上で休憩中とはなんともアフリカらしい光景です。

 鳥の形態学ノート
最近少し世間を騒がせているカラスですが、ひと昔前にもカラスの死体が見つからない件が世間を騒がせたことを覚えている人がいるかもしれません。種を明かしてしまえば街をきれいに保つための人々の努力の結果なのですが、今回はなぜかそこに量子力学の話が出てきてしまいます。カラスの死体が見つからないことと、地球が吹き飛んでしまうことがどうつながるのか、学生自体は物理がとにかく苦手だった担当編集が苦心して入れた注釈とともに読んでもらえるとうれしいです。

バーダー2023年4月号

バーダー2023年4月号特集目次
●ツバメのボディガード (一日一種)
●写真とイラストでわかる! ツバメ図鑑 (長谷川 克,野鳥生活)
●形はいろいろ,ツバメの巣図鑑 (鈴木まもる)
●街のツバメと仁義なき隣人たち(柴田佳秀)
●人工巣で銀座にツバメを呼び戻す(神山和夫)
●都会にすむヒメアマツバメの謎を追え!(髙野丈,佐藤信敏)
●晩秋のある謎多きツバメ夫婦の営巣(出口翔大)
●リュウキュウツバメの巣のルーツを観た(菅原貴徳)
●子どもと一緒に楽しむツバメ観察(岩井明子)
●ツバメの市民調査活動(出口翔大,大坂英樹)

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