日曜日、『いだてん』ついに最終回。
あれから一年が経とうとしているなんて信じられません。
「オリンピックで競技中に行方不明になった人」
自分の中ではそういう認識しかなかった四三くん。
田畑のまーちゃん（カッパのまーちゃん）なんて、全然知らなかったんだから。
スポーツに疎いので、嘉納治五郎先生すら知りませんでしたよ……。
当然、ドッジボールを日本へ持ち込んだ可児徳先生も（笑）。どうでもいいけど、古舘寛治さん、映画「南極料理人」の超サボり“主任”の役が大好きです！
放送がはじまった当初は、クドカンドラマを毎週観られるなんて、なんて楽しい一年なんだと簡単に思っていました。毎週日曜日の夜って、テレビを観ていると反射的に「明日は月曜日か」と重い気分になっていましたから、これで待ち遠しい夜になるぞと、ほんとそれぐらい簡単に思っていました。
蓋を開けたら、泣いた、泣いた。史実に泣いた。オリンピックの歴史を知った。戦争や震災から目を背けず、ダークな政治の側面もズンズン見せまくり、なんなら来年の某オリンピックをもう一度考え直そうぜ、と思わせるほどの奇跡的な現代との被りよう。制作側にその意図は無かったのでしょうけれど、ここまで被るとすごいな！ 嘉納先生、上からこっちを監視してるんじゃないの？
架空の人物だけれどシマちゃんが、中盤あんなに時代を反映した役になるなんて思ってもみませんでした。きっと最終回まで見守っているはず。杉咲花ちゃん、いつか朝ドラで主演ありそう！と思っていたら、来年の後期にお目見えですね。こちらも楽しみです。
スポーツ普及の人間模様を、こんなに楽しく、そして登場人物全員を憎めないキャラクターとして丁寧に描いてくれて（川島大臣だけはかなり憎たらしかったですけどね）、第一回から視聴していた身としては感謝しかありません。壮大な歴史ドラマを観させていただきました。観ていない人は、何が何だかわからないと思いますが（笑）、素晴らしいドラマでした。小さな支流が次々と合流して、最後は大河となって流れていく。まさに大河ドラマでした！
個人的には諸事情によりきつい一年でしたが（来年はもっときつい一年かもしれないけれどw）、このドラマが伴走してくれました。クドカンドラマは、いつも敗者にやさしい。負けを認めてしまってからの人間の方が、強いのを知っているからなのかしら。
さあ、残すところ、あと1回。時間よ止まれ。
美川は出るの？ 出ないの？
なんだか終わってないのに、もう締めちゃった！
大河ドラマ『いだてん 最終回 時間よ止まれ』は、12月15日（日）夜8時～です！！
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