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九州の仲間その1


今日は、椎葉村を飛び出て、お隣の熊本県高森町にやってきました!
高森町は阿蘇山で有名な南阿蘇の隣町。
ここで、森のようちえん「おてんとさん」と、「こびととおさんぽ」をたずねました。

森のようちえん「おてんとさん」

一般社団法人solは、高森で子育てをしているお母さん方を中心に立ち上げた、保育・療育・自然体験・暮らしの知恵の継承を目的とした団体です。311の震災をきっかけに高森町に移住してきたお母さん方を中心に、6年間自主保育を行ってきました。昨年、作業療法士である中山さんご夫妻を中心に法人化し、子育て中のお母さんがスタッフとなって運営しています。
solの活動の一つ、森のようちえん「おてんとさん」は、週に3日活動しています。療育が必要な子どももそうでない子どもも一緒に過ごしています。

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(多機能型障がい児通所支援事業所の活動場であり、solの拠点となっている「アトリエmomo」。家庭のあたたかみが感じられる一軒家。)

9時にスタッフでのミーティング。子どものことを話す前に、スタッフの皆さんの体調や気になっていることなども話し合います。子どもたちが集まってきたところで、隣の阿蘇フォークスクールの広い敷地に移動して、「おてんとさん」の始まりです。

森で、青空お弁当で、焚火で、大満足

午前中は、朝の会の後、近くの森へおさんぽ。いろいろな寄り道をしながら、たどり着いたのは、森の中のちょっとしたスペース。背丈の長い草を使って、レストランならぬおうち作りが始まりました。同じ場にいるけれど、おうちを作る子、入って遊ぶ子、別の物を探している子、様々に楽しんでいます。
気が付くとあっという間にお昼の鐘がなり、フォークスクールの広場で青空ランチタイムです。

午後は、お散歩帰りに集めてきた枝を燃やして、焚火です。今日は子どもが火をつけるチャレンジの日でしたが、みんなで役割分担をしながら木々を積み上げ、アッという間に火はつきました。マシュマロとパン種を枝にさして、焦がさないようにじっくり焼きます。近くの椅子にギュッと並んで座って夢中になって食べている子どもたち。

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(焼けたかな、まだかな、マシュマロを大事に火に近づけています)

3時になり、延長保育の子以外はお迎えです。

大人の信頼の中で育つ子どもたち

まだ法人化して1年目の森のようちえん「おてんとさん」。保育も手探りと中山さんは言います。でもこれまでに自主保育を行いながら積み上げてきたお母さん同士の強い信頼と地域との繋がりは、何にも代えがたい活動エネルギーであるように思えました。「園児数を増やしたい」とのことでしたが、その実現もそう遠くない気がします。多機能型障がい児通所支援事業や小学生向け自然体験教室も興味があるので、また遊びに来たいと思います。

九州で、子どもに関する活動をしている人と繋がれることはありがたく、「仲間」として紹介させていただきました。solの皆さま、ありがとうございました!

一般社団法人sol HP:http://sol-momo.com/


九州の仲間2へ続く。

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