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港区(勤務)女子の「発心」その35@唐津 鏡山神社

終わりが見える恋は苦しいなと思った話を一つ。

あけましておめでとうございます。
私は新年早々、九州へ飛び立ちました。
この2年間の内に、空港内も機内も様変わりしましたね。とてもスマートになった印象。

訪れたのは、佐賀県の唐津という地域。漁港町でありながら観光業も盛んな場所です。とにかく海鮮が美味しすぎた…!そりゃ野良猫ちゃんたちも毛並みが艶やかになる訳だと思いました。(笑)

神社に向かう前に、町の中心にある唐津城へ。歴史に関するパネルなどが天守閣内部に展示されていましたが、藩主が代わりすぎていて中々難しい…。天気がとても良く、風も爽やかに感じました。

天守閣よりも更に上、鏡山の山頂付近に建てられている鏡山神社から町を見渡してみることに。鏡山神社にはお稲荷さんが祀られており、初詣に来られた方たちで賑わっていました。

参拝を終え、さらに山道を登ると展望台がありました。「虹の松原」という、何とも甘美な響きのする国の名勝が、広範囲に渡り海岸沿いに広がっている様子が一望できました。

ここには『松浦佐用姫伝説』という逸話が伝わっています。その内容は、かつて佐用姫という豪族の娘が、朝鮮遠征へと旅立つ大伴狭手彦との別れがあまりにも辛すぎて石と化してしまったというものです。『羽衣物語』『竹取物語』と併せて「日本三大悲恋伝説」と謳われているそうなのですが、他の2つがあまりにもメジャーすぎるという。(というより、佐用姫伝説があまりにも局地的)

お金の問題。年齢差の問題。距離の問題。立ち位置の問題。家族の問題…。現代においてもリアルに突きつけられる諸問題により、はじめから結ばれない恋はあるものです。私も身をもってギュッと胸が締め付けられた気がしました。ドリカムの歌にも通じるものがある…(?)

そんな悠久の昔に想いを馳せ、今を考えられる、素晴らしい景勝地でした。

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