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日常で出来る武術の稽古 階段上り初級編

日常生きている中で観察していて、多くの人が避けているのが階段の上りです。

私は周りの人がエスカレーターに乗っていく中、一人空いた階段をスイスイ上がっていくのをとても心地よく感じます。

ほとんどの人は階段を上るのが大変で嫌だから避けるわけで、階段を上るのが楽になれば
、ほとんど人のいない快適な階段を速く上れるようになり、結果エスカレーターよりも早く上に到達できます。

武術の身体の使い方は身体が楽になっていきますので、階段を少しでも楽に、そして毎回楽しく階段を上れるようになって欲しいなと思って書いていきます。

階段を登るのは武術の稽古としてもとても良い稽古になりますが、少し複雑なので、まずは簡単に取り入れられることを今回は書きたいと思います。

階段を上る時、通常は右脚から踏み出したとすれば、右脚に重心が移動して、大腿部(太もも)で踏ん張って、その脚を伸ばす事で次の脚を踏み出して、またその脚で踏ん張って伸ばして・・・
という形で上っていきますね。

武術的には本来脚を使ってはいけないので脚を意識してはいけないのですが、簡単には取り入れられないので、初級編ではまず簡単なやり方で楽に階段を上る方法をお伝えします。

まず基本姿勢として頭で身体を吊るようにして姿勢を整えます。

その次に、右脚を最初に階段に置いたとして、重心が右脚に移動し始めたらそのまま右脚で踏ん張って脚を伸ばすのではなく、その重心移動に合わせて左脚を上げていきます。
そして左脚が1段上にのったら、次は左脚への重心移動に合わせて右脚を上げて階段を上ります。

このように通常階段を上る時と反対の脚を使って階段を上ることで、上の段の脚で踏ん張る動作が無くなるので、楽に階段を上ることができます。

武術的な身体操作は基本的に通常の体の使い方と逆の事が多いのですが、これもまさに意識する脚が通常とは反対になります。

下側の脚を上に持っていくというのを繰り返して階段を上っていきます。

この感覚に慣れて来るとその先の、脚を使った感覚が無いように階段を上れるようになってくるので、まずはこの初級編を続けてみてください!

階段を上るのが日常の楽しみになれば嬉しいです。

これはめちゃくちゃ良い稽古になるのでぜひ試してみてください。

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