「SIerは時代錯誤でスーツ強制」←これ
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 Buildサービス推進チーム ソフトウェアエンジニアの 板倉 です。入社して約1年が経ちました。前職まではゲーム会社やAI系のスタートアップに勤めていました。
伊藤忠テクノソリューションズは一般的には「大手SIer」と呼ばれています。キラキラエンジニアに憧れる人の一部からはこの業界、あまり評判が良くないみたいですね。技術職なのにスーツ強制で効率の悪い日本の慣習に縛られているなんてイメージもあるとか。今回はそんな働き方(主に服装)の話。
SIerは時代錯誤なのか
SIerはベンチャー企業やBtoC系のテック企業と比較するとお堅いイメージがあるのかもしれません。IT業界のサグラダファミリアと呼ばれていたプロジェクトが業界の代表例として挙げられることも多く、そのイメージから「SIerは時代錯誤でオワコン」という人もいます。
以前「技術者として大手SIerってどうなの?」というブログで書いたように、私の所属しているチームではそのイメージとはかなり違っていて、自由に働けてスキルアップにもつながる環境だと感じています。現在は社会情勢もありほぼ自宅で働いていて、時々何かある際に自社に出社しています。
どんな服装で働いているのか
「大手SIer」の中のいちチームである私達が実際にどんな服装で働いているのか、Wantedly に集合写真があったのでこちらにも載せておきます。大体私の知っているベンチャーやBtoCテック企業と似たような感じかと思います。
また、こちらの働いている人のインタビューも参考になりそうです。
CTCの服装のガイドライン
私の入社前ですが、伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)では2018年10月より服装の幅が広がったそうです。
一応社内にはガイドラインがあります。少し例を挙げると一般的にビジネスカジュアルと言われる襟付きのシャツ・ポロシャツ・チノパンなどに加えTシャツ・ジーンズ・スニーカーもOKとのこと。逆にNGは以下のようなもの。
ルーズな服装(例:アロハシャツ・スウェット・パーカー)
過度な装飾がある服装(例:キャラクターやロゴが大きすぎる服)
露出度の高い服(例:下着のように薄い生地の服・ミニスカート)
また、新年度のキックオフでは次のような話がありました。つまり基本的には自由だけど、TPOをわきまえろということですね。
入社初日の話
入社前から服装選択肢拡大のことやチームの人の服装を見ていたので、働くときのイメージはありました。しかし、人数の多い会社なので入社オリエンテーションだけはスーツにするか迷って、結局スーツで行きました。
スーツを持っていなかったのでリーズナブルなオーダーメイドスーツを作って出社しましたが、上長には「服装も攻めろ」と冗談で怒られました。ちなみに同日入社は営業の人が多かったのでスーツが多かったです。今あのときに戻るなら、(他に用途がなかったら)わざわざスーツは作らないですね。
服装の例 (OK/NG)
少しだけ服装の例を挙げます。なかなか出社する機会がないので他の人達がどんな格好で働いているかを把握しにくいのですが、私のコーディネートでOK/NGを考えてみました。私の解釈です。なお、これはソフトウェアエンジニアとして開発を行うときの想定なので職種や状況によって異なります。
🙆♂️ パターン1 (スーツ+スエードシューズ+ボーラーハット)
スーツにスエードのシューズを履いてます。帽子については言及はありませんが、スーツに帽子はよくあるファッションなので良いと考えてます。室内で帽子を取る必要があると思いますが、これはまあスーツなのでOKですね。
🙆♂️ パターン2 (千鳥柄のシャツのタックアウト)
下はスラックス、上はテーラードジャケットの中に千鳥柄のシャツを着てタックアウトしています。ガイドラインではシャツの外出しはOK。千鳥柄も大丈夫だと思われます。一応派手になりすぎないようジャケットで抑えめに。
🙆♂️ パターン3 (オーバーサイズシルエット、アクセサリー除く)
ニットセーターと太めパンツ。ガイドラインではひざ幅が広すぎるのはNGですが、上下黒でこの程度ならOKでしょう。色付きなら印象変わるかも。私はしませんがくるぶし出しもOK。ただし短い丈はだめなので七分はNGかも。
🤷♀️ パターン4 (クライミングパンツ+パーカー+スニーカー)
これは微妙。スニーカーはOK、クライミングパンツもこの見た目はセーフ。でもガイドラインの「ルーズな服装」の例でパーカーが挙げられているので杓子定規に考えるとNG。コート着れば引き締まるけど室内では脱ぐので…。
いつもの
服装を含め、私達の働き方について少しでも理解していただけたら嬉しいです。興味があるという方はぜひ Wantedly も見てみてください。メンバー募集中です!