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新規公開株(IPO)、日経225オプションなどの過去データを分析し、不定期にレポートし…

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新規公開株(IPO)、日経225オプションなどの過去データを分析し、不定期にレポートしています。

最近の記事

新規上場後7日間の価格推移(オファリングレシオの大きさで分類)

今回は、オファリングレシオが新規上場後7日間の株価に与える影響についてレポートします。 先に結論を書いておきます。 オファリングレシオの数値と、新規上場から7日間の株価との相関性はあまりなさそうです。 まぁ「やはり」といえば、「やはり」なのですが、前回の分析で、売出比率とセカンダリーの相関性が見えたので、オファリングレシオに対してもセカンダリーとの相関性を期待したのですが、残念ながらダメでした。 ということなので、時間のない方は特に読まなくてもOKです。 ■ オファリン

    • IPO過去データ(2001~2020)無料配布します

      こちらのnoteでは、IPOセカンダリー攻略に関するさまざまな分析レポートを今後も掲載していく予定なのですが、私のレポートを読んで下さる方の中には、ご自分でIPOデータを分析してみたいと思う方もいらっしゃるかと思います。 そんな方々のために、私が使っているデータ(2001~2020年分)を無料配布したいと思います。 データの使用についてはくれぐれも自己責任でお願いします。 ■ IPOデータについてデータ項目は以下の通りです。 ・コード ・名称 ・上場日 ・市場 ・想定

      • 新規上場後7日間の価格推移(売出比率ごとに分類)

        今回のレポートも、「新規上場後7日間の価格推移シリーズ」です。 1つテーマを決め、テーマに沿った分類毎に上場後7日間分の値動きを分析するというものです。 前回のレポートでは、「初値騰落率」をテーマに価格推移を分析しました。 今回は「売出比率」をテーマにレポートを書いてみたいと思います。 ■ 売出比率とは?売出比率とは、上場する企業が市場に提供する株式(公開株式)のうち、 すでに企業が保有する株式の中から市場に売り出す株式の比率のことです。 例えば、上場前の企業「A社」

        • 新規上場後7日間の価格推移(初値騰落率ごとに分類)

          前回のレポートでは、 IPO銘柄は、上場後7日間「場中に値下がり翌日寄りに値が上がる」という分析結果を得ることができました。 我ながら画期的な分析だったと自負しているのですが、 データ対象が2001年以降すべてのIPO銘柄であり、対象範囲が広すぎるために現実的に使いづらい戦略であることは否めませんでした。 そこで今後は、データの対象を一定のテーマごとに分類し、 それぞれのテーマごとに分析を行なうことにしました。 ところで、 IPOセカンダリーの戦略を考えるうえで、 意識

        新規上場後7日間の価格推移(オファリングレシオの大きさで分類)

          新規上場後7日間の価格推移(全対象)

          新規上場後、初値の付いたIPO銘柄。 その後の価格はどのように推移するのでしょう。 当然、それぞれの銘柄、その時々の地合いによっても違ってくる。 だけど、過去のデータ分析で、価格推移の傾向をつかめないものか・・・。 今回は、2001年~2021年10月までのすべてのIPO価格データを使って、 上場後7日間分の値動きを分析してみました。 ■ IPO株は昼に下がり夜に上がる 分析結果が次のグラフです。 上場後初値を基準(0%)とし、そこから7日間分の始値(寄付き)と終値(大引

          新規上場後7日間の価格推移(全対象)