「毎月の支出の半分をコスメに充てる女」で話題沸騰!キャッチコピーの誕生で確立したありちゃんの発信スタイル
美容系クリエイターのプロデュースやキャスティング、企業のSNSやYouTubeのマーケティング支援などを手掛けるbuggy株式会社。
代表を務める関根(@mu41208)と、buggyに関わるさまざまなクリエイターが対談する企画が前回からスタート。
今回のゲストは第1回に引き続き、コスメレビューシリーズが人気の美容系クリエイター、ありちゃん。
「毎月の支出の半分をコスメに充てる女」のキャッチコピーが印象的なありちゃんは、この言葉が生まれたときが1番のターニングポイントだったと語ります。この言葉が誕生したことで、自分が発信すべき内容や求められているものも明確になったのだとか。
今回はどのようにして印象的なコピーが生まれたのか、活動するうえで心がけていること、今後の展望などを聞きました!
キャッチコピーが生まれたことで、自分のスタイルが確立
関根:ありちゃんがこれまで活動してきた中で、一番のターニングポイントはいつ?
ありちゃん:「毎月の支出の半分をコスメに充てる女」という言葉が生まれた瞬間だと思います。
関根:この言葉は良いよね。何がきっかけで生まれたの?
ありちゃん:会社を辞めて時間ができたことをきっかけに、TikTokでの発信も始めようと思ったんです。それまでInstagramやYouTubeで発信をしてきた中で、アカウントコンセプトが大事だと身をもって実感していて。
だから、ただの美容動画ではなくコンセプトがある美容アカウントにしたいと思ったんです。そんなときに家計簿を見たら、支出の半分がコスメになっていることに気づいて、この言葉が生まれました。
関根:それからはInstagramやYouTubeなどの他のSNSでも、「TikTokでバズってるコスメの人」ではなくて「“毎月の支出の半分をコスメに充てる女”の人」になったよね。
ありちゃん:発信をするジャンルが決まっても、どんなコンテンツを出せばいいのかわからない人が多いと思うんです。
私もずっとわからないままコンテンツを出していたんですけど、この言葉が生まれたことによって、私は「とにかくコスメをたくさん買って試して、わかったことを伝える」ことが求められていると明確になったんです。
それによってコンテンツも作りやすくなったし、視聴者さん側も「何を買えばいいかわからないときはありちゃんの動画を見ればいい」と認識してくれたので、伸びが加速したのかなと思います。
関根:今の時代は選択肢が多いから、いろんなことに挑戦してはすぐ辞めちゃう人が多いんだよね。結果、自分が落ち着ける場所や昔成功体験を積んでいたところに戻ってしまう。
でも、ありちゃんはリスクを取ってでも「私はこれだ」って決めて進んだからこそ、より深いアウトプットが出てきたのかなと。これまでにも、選択をしたことで捨ててきたものってある?
ありちゃん:本当は会社員とインフルエンサーを両立し続けたかったんです。結局それは難しいという判断をして独立したのですが、今携わっているお仕事は全部捨てずにやっていきたいですね。あと、プライベートは捨てがちになっています(笑)。
関根:前にYouTubeで1日密着の動画を出してたけど、本当に一日中仕事してたよね。
ありちゃん:フリーランスやクリエイターは仕事とプライベートが分かれていないことが多いし、周りのクリエイターもみんな同じような生活をしてると聞きますね。
自分だけでなく他のクリエイターのデータまで欠かさずチェック
関根:いつも自分の中での目標はどうやって決めてる?
ありちゃん:Instagram、TikTok、YouTubeの伸び率を管理するツールを毎日欠かさずチェックしています。自分のアカウントだけでなく、同じジャンルで頑張っているクリエイターのデータも見るようにしてて、その子たちと同じ伸び率を保てるように意識しています。
関根:すごく伸びたときやまったく伸びないときに、何が原因なのかを調べることは大事だよね。大きく伸びたときはコンテンツが良かった可能性も、プラットフォームのアルゴリズムが変わった可能性もある。気にしすぎても疲れちゃうから、一喜一憂しないのはひとつのポイントだよね。
ありちゃん:私は「なんで伸びないんだろう!?」と騒いでしまいがちなので、関根さんが同じ作り手の視点でアドバイスくれるのはありがたいです。
「女性のあるべき姿」に縛られている人へ、美容以外の発信もしていきたい
関根:今後、美容以外の発信をしたいという気持ちはある?キャリアの話も面白そうだよね。
ありちゃん:女性のキャリアにはすごく興味があります。キャリアに正解はないと思うのですが、いろんな働き方を知ることで選択肢は増えますよね。ただ、今は美容一本で発信しているので、どのタイミングで発信をするかは考え中です。
あと、漫画を書きたいんですよね。
関根:漫画!?
ありちゃん:最近、絵のスクールに通い始めたんです。美容も花咲くまで3年かかったので、3年後には何かしらの形になるかもしれないなって。どうなるかわからないけど、まずはやってみようと思って始めました。
関根:すごいね。ちなみに、これまで影響を受けた漫画はある?
ありちゃん:『ブルーピリオド』ですね。夢を追う系の漫画が好きです。
関根:夢って「本来諦めるものだから夢」という風潮があるけど、一度諦めたものでも気軽に挑戦できるような豊かさを取り戻したいよね。それが僕の夢。
ありちゃん:関根さんはbuggyをこうしていきたいという展望はあるんですか?
関根:buggyは美容領域に特化した「何か」にしたいと考えていて。ありちゃんみたいな生身のクリエイターと、バーチャル系のクリエイターを増やしていきたいなと。
クリエイターを増やすことで、ありちゃんがbuggyの顔としてみんなをどんどん引っ張ってたり、後輩が入ることで新しい気づきを得たりするような関係性が築けたらいいなと思ってる。
ありちゃん:クリエイター同士が切磋琢磨し合える関係になれたら良いですね。
関根:ありちゃんには、突き抜けてほしくないんだよね。一般人の代表のような存在でいてほしい。
ありちゃん:それは私も思っています!
関根:手が届きそうで届かない、そしてその裏にある努力も含めてありちゃんの魅力であってほしいな。
関根:では最後に、ありちゃんからフォロワーや視聴者の方にメッセージを!
ありちゃん:私のフォロワーさんや視聴者さんは「数あるコスメの中でどれが一番いいのか」を知りたがっていると思うので、その期待を裏切らずに一番いい形で伝えられるようにしたいと強く思っています。
そして、ルッキズムや世間で言われている「女性のあるべき姿」に縛られている子たちに、コスメが武器になることを知ってもらったり、ポジティブな変化が生まれたりすると良いなという想いがあります。これからも発信を頑張るので、ぜひ見ていただけたら嬉しいです!
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「毎月の支出の半分をコスメに充てる女」というキャッチコピーが生まれたことで、自分のスタイルが確立したありちゃん。その裏には地道な努力や視聴者さんを一番に想う気持ちがありました。
次回はどのクリエイターとどんな話が繰り広げられるのでしょうか。ぜひお楽しみに!
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<ふたり広報:取材・多葉田愛/執筆・伊藤美咲/編集・えるも/写真・三浦えり>
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