マドゥロ大統領、選挙勝利から、平和回復・経済回復・労働者権利回復へ
米国政権と西側メディアの強力な支援の下での、極右野党による「不正選挙」でっち上げとクーデター騒動は、ベネズエラ人民とマドウーロ政権の断固たる行動、国際的な内政干渉反対の声、ボリーバル革命支持の声によって、ほぼ失敗に終わったと思われます。
マドウーロ大統領は、ベネズエラ人民の前で、大統領選勝利を確認したうえで、ボリーバル革命をさらに推進すること、そのために、1月に出した「7T開発計画」を、国民議会で人民の手によって微調整し、実行していくことを呼びかけました。私たちもまたその前進に期待したいと思います。
以下は、オリノコ・トリビューンに掲載されたマドウーロ大統領の呼びかけの記事の訳です。
マドゥロ大統領、7T開発計画の微調整を議会に呼びかけ
ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領は、10月18、19、20日に 「大国民会議(great national congress) 」を開催し、「7つの変革」(7T)の国家計画を微調整するよう国民に呼びかけ、「7月28日に民衆の勝利を得て承認されたが、2031年に向けたこの政府の具体的な行動指針を決定するのはあなた方であるため、私はそれを完成させたい」と語った。
「ベネズエラ全土に、ここにいるすべてのベネズエラ人に呼びかける」、ミラフローレス宮殿から国家元首は語った、「我々はマチャドとゴンサレスに打ち勝ち、マイアミからのインフルエンサーに打ち勝ち、世界の動員に打ち勝った。ボリバル革命は偉大なグローバルな力だ」。
マドゥロ大統領は、10月18日まで議論を始めなければならないと強調し、「7つの変革の計画、すべてのベネズエラ人が参加する偉大な対話のための行動指針を磨くために 」と語った。
彼は、極右勢力による暴力の呼びかけを非難し、またしても極右勢力は敗北したと述べ、ファシズム、ネオファシズム、および類似の表現に反対する法律の承認を早めるよう国会に要請した。チャビスタの指導者は、「ファシズムはベネズエラに戻ってこないし、憎悪も戻ってこない。ベネズエラでは、すべての人のための平和と繁栄の未来を築く権利が勝利したのだ」。
ベネズエラ大統領は国民に、ベネズエラ人同士の暴力や紛争が再び起こることを望むのかと問いかけた。「私たちは後戻りすることはできない 」と国家元首は強調し、「平和の強化に前進し、ページをめくり、経済を回復し、労働者の権利を回復し、すべてのベネズエラ人の幸福を回復する 」と呼びかけた。
【注】7T開発計画とは――今年1月15日、ニコラス・マドゥロ大統領は国民に向けた年次メッセージの中で、平和を維持し、社会福祉を保証する新たな経済・生産モデルを構築することを目的とした「7つの変革(7T)」の集団的精緻化を深め、議論し、計画するようベネズエラ国民に呼びかけていた。
【画像について】マドゥロ大統領は、8月17日土曜日ミラフローレス宮殿付近で、大規模なチャビスタ・デモの支持者たちを出迎えた(写真 大統領プレス府)。米国が支持する野党マチャド派の街頭行動と比べて、マドゥーロ支持の街頭行動の規模が桁違いに大きいことをこの写真は示しており、日本での報道が一方的な偏向報道であることが分かる。
原文
President Maduro Calls for a Congress to Fine-Tune 7T Development Plan – Orinoco Tribune – News and opinion pieces about Venezuela and beyond
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