沖縄旅行(一日目)

備忘録。事実ばっかり羅列されていて面白くないと思う。これは二泊目の夜に書いている。

一人で沖縄に来ました。五泊六日で。
沖縄にくるのはもとより、人とすら五泊も泊まったことない上に、一人旅自体がはじめてなので、自分でも何がしたいのかわからないまま、でもなんか遠くにいきたいなあという気持ちだけが前にでて、旅行の形になったような感じだった。なので、最低限しらべたり、インターネットのコミュニティで聞いたりしたけれど、普段みたいに絶対にたべたいお店を羅列しておくとかいくつもいくところを決めておくみたいなことはしなかった。

そんな適当な気持ちなもんで、なんだか出発前も実感が分かず、飛行機の時間も曖昧なまま適当なものだけ持って家を出て、本当に乗れない締め切りの五分前に荷物の検査場をぎりぎりで通過したりと、なんだか気の入らないスタートだった。そのおかげで、スマホを変えたせいでKindleアプリの本やストリーミングサービスの曲がダウンロードされてないことにも気づかなかったので、ギリギリダウンロードできた技術書一冊と、Pixel8に元々入っていた謎の音源3曲をヘビロテすることだけが、上空の僕に許されていた。

隣席の方の腕が相当こちらの領域に入ってくることに若干苦しみながらむずかしい技術書を読み、五百万回目の曲が流れるころには那覇空港に到着した。

ただ、ぼくなんていうのは単純なもので、那覇についたら暖かな気温と飛行機旅を終えた謎の達成感でなんかもうちょっと旅の始まりにわくわくしはじめていた。とりあえずお部屋にチェックインして、一人飲みにでることにする。

一軒目!こんなときでもGoogleマップで飲食店の評価を見ながら、入っても変な感じにならなそうなお店を探す。二軒、沖縄料理っぽいところと地元の焼き鳥で悩んだけれど、沖縄料理のところはなんだか、ちょっと入りづらいというか、なんというか、カウンター混んでる?みたいな言い訳をしながら通りすぎてしまった。勇気をだせ。。
こういうときにさっといろんなお店に入っていける友人たちを思い出しながら、地元の焼き鳥屋にはいった。これがとってもおいしくて、串をなん本も食べてしまった。焼きがうまいのかな、肉の中心部まで弱めの炭火で火が通されていて、固いとかえぐみがあるとかそういうネガティブなニュアンスが一切ない、おいしいおいしい焼き鳥だった。うにソースなるものが塗られたえびなどもとてもよかった!あとからスーパーに行ったらうにソース瓶があったんだけれど、それを使っているんだろうか。
慣れない一人飲みでやることもほかになく、じっと炭火で串が焼かれるさまを見ていたら不審な感じになってしまって、ちょっと気まずかったので退店してしまった。


二軒目!
こちらもGoogleマップで見つけた泡盛バーにはいった。僕の他にお客さんはなく、マスターに色々と沖縄の飲食事情をうかがえたのは二日目とてもたすかることになった。うちなーぐちなのかお年だからかわからないが、正直半分くらい内容を聞き取れなかったけれど、お酒への熱量が強くて段々と話す速度が早くなっていく様を見るのは、酒オタクぽくてとてもよかった。泡盛にすこしだけスモーキーなウイスキーを垂らして何ヵ月か置いたものを飲ませてくれて、熟成した泡盛のまるみと、ウイスキーの薫香のマッチングがとてもよく、家でも真似してみようと感動した!!彼のブレンドを激おしされて飲んでいたが、(美味しくはあったが)原酒も同様にうまかったので若干コメントに困ったことを覚えている笑
百本どころじゃない酒瓶が店内にあって、ブレンドもされていて、ここまで好きなことって自分にあったかな、などと酔った頭でうっすら思いながら帰路についた。

ホテルに帰ってからはなんとなく誰かと話したくて、よく入り浸っているDiscordサーバーの雑談チャンネルで今日あったことなどを話したり関係ないことをはなしたりしながら、気づいたらゆるやかに寝落ちしていた。

なんだかこう書くと楽しいのかどうなのかよくわからない一日目に見えるけれど、東京にいたときの「どこか外にいかなきゃ…」みたいなどうしようもない鬱屈というか停滞というかみたいな感情はもうなくなっているような気がしていたと思う。一日目終わり。

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