人生2回の黄金時代

現代人の人生の黄金時代は2回ある。
大学時代と、定年後の60代の10年間。
時間と知力と体力があって、何でも好きなことができる。

特にいいのは、大学時代。
大学に受かったらうれしい。
たくさんの先生や友達、大学の図書館、バイト、好きなことができる。
まさに黄金時代。
この宝の山に入れたからうれしい。
しかし、宝の山に入っても、ただ、与えられるのを待っているだけでは、何も与えられない。
食事なら、小学校の給食みたいなもので決まった食事。
いやなものでも食べさせられる。
それがバイキング形式になると、最初は皿一枚、押しつけられることはないが、自分で選ばなかったら、何も食べることできない。

この黄金時代は、人から何かやれと言われないから、自分は人生でなにをやればいいのか、どこに向かっていけばいいのか考えなければならない。
それがはっきりして、その目的達成の為に必要なものを、大学時代に身につけ
る事ができたら、最高です。

逆にただ、待っているだけでは、素手で宝の山から出てくような4年間だと、
振り返って、無色灰色透明になってしまう。

材料を生かし切ってこそ、大学に入って良かった、充実していた!
という満足がある。
人生の充実のポイントは実にここにあります。

では、自分は本当になにをしたらいいのかの答えを出すためには、
私とは何か。
私をとりまく世の中はどうなっているのか、をよくよく知らねばなりません。
これが哲学です。
流行とか、上辺ではなく、人生観が問われます。
何も難しい事を、賢いと言われる人だけが考えるのが哲学ではなく、
だれでも考えずにおれない、自分とは何かという悩みに回答を出すのが哲学なのです。

宝の山だったと思える人生を送りましょう。


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