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メンタルの「崖」を踏み外さないために出来ること。

どうも、椿原です。熊本を拠点にフルリモートでサービスを運営する会社を経営したり、フリーのPRディレクターとして活動していたりします。

あとの話にも関わるので言っておくと、5-6年からリモートワークで仕事をしています。

で、それを始めた当初、自分の扱い方をわかっていなかったことで、精神的なアップダウンの激しい「躁うつ」と言われる双極性障害を経験しました。


新型コロナウィルスで辛く苦しいことが日々広がっていますが、このままの状態が続くと、ちょっと皆さん大丈夫かな?と思い、経験などまとめておこうと思います。

ただ、あくまで自分の場合…の経験で、「うつ」と「躁うつ」は違いますし、躁うつの中でも人によっていろんなパターンがあると思うので、不安になった方は自分で調べるとか専門家の方に相談してください。

誰かが踏みとどまれるきっかけになれると良いな、と書きます。


先日、こんなツイートをしました。

アフターコロナなんて言葉が出て、いつかは終わる…という希望の話をしていたかと思いえば、ウィズコロナなんて、終わりは見えないから付き合っていくしかないんじゃね?みたいな話がタイムラインに流れ始めました。

シンプルに、つらい。


直接的に仕事や暮らしに影響が出て、気持ちがすり減っている方も多いと思います。

家から出れなくなったくらいで、リモートで仕事はどうにかなるし、それ以外はそんなに影響は出ていないという人もいると思います。

他にもいろんなパターンがありますが、後者の方も、新鮮だった環境に飽きてきて、少しずるストレスが溜まり、仕事とプライベートの境目がなくなっていったり、終わりの見えない現状に不安を感じたりして、メンタルが不調になっていく方も出てきそうですよね。


あと、暇ができると、人はいろんなことを考えます。考えることは良いことでもありますが、ネガティブなスパイラルに入ってしまう人は要注意です。

これまで対面で仕事していたりした人や、日常的に人と会っていた人は、その中で気軽に誰かに相談したり、誰かが声をかけてくれていたかもしれません。

でも、リモートワークになったり、自宅からプライベートで出づらくなったりすると、その機会が自然発生しづらくなります。

これ、対処を考えず、ずるずる行くと、精神的にもダメージが蓄積して、鬱などになってしまう人も多いんじゃないかと思います。


私は、リモートワーカーとして起業したた当初、生活リズムを崩し、SNSにのめり込み人と自分を比較し、1人でネガティブな思考のスパイラルに入り込み、外向きには虚勢を張り大きく見せようとする自分、でも上手くいかずストレスが溜まる一方の自分、様々な理想と現実の剥離の中で、メンタルを崩しました。

そして、精神的なアップダウンの激しい「双極性障害」というものになりました。

(大事なので言いますが、これはリモートワークが原因ではなく自分の扱い方をわかってなかったのが原因で、リモートワークはメンタルの弱さとその扱い方をわかっていない点をあぶり出すきっかけになったのかと思っています。今は気持ちよくリモートワーカーやってますし)

◆躁うつ病とうつ病の違い
躁うつ(双極性障害)は、うつ状態と躁状態が繰り返し生じる疾患で、基本的にはうつ病とは異なる疾患です。

むかし「躁うつ病」と呼ばれてきた疾患は、現在は双極性感情障害と呼ばれています。うつ病の一種と誤解されやすいのですが、うつ病とは異なります。逆に、うつ病と誤診されてしまうことで正しい治療が施されず病状が長引くというケースもあります。

双極性感情障害(躁うつ病)は、うつ状態と躁状態が発生するのが特徴です。
躁状態とは、明らかに「ハイ・調子の高い」状態になる、眠らなくても平気で活発に動き回る、極端に浪費する、誇大的になる、怒りっぽくなる、次々とアイデアが沸いてくる、などがあります。
このように、うつ状態とは対極である躁状態を繰り返す疾患です。

また、双極性感情障害(躁うつ病)にはⅠ型とⅡ型があります。Ⅰ型は激しい躁状態(浪費から借金をつくる、法的な問題を引き起こす等)が起こり、今まで築いてきた社会的信用を失い、会社を辞めざるを得ない、という状況も起こり得ます。Ⅱ型は軽い躁状態(軽躁状態)となります(他人に迷惑はかけないけれどもいつもより明らかにハイテンション等)。どちらも、本人は自分の変化に無自覚で、気分爽快で調子が良い!と思い、周囲に迷惑をかけていることに気が付きません。

うつ病は「うつ症状を少なくする(無くする)」ことが治療の目標ですが、双極性障害では、「躁とうつの波をどうやって小さくするか」が治療の目標となります。治療目標が違いますので、治療に使う薬も異なります。うつ病では主に「抗うつ薬」が処方されますが、双極性障害では主に「気分安定薬」や「非定型抗精神病薬」などが処方されます。
双極性障害であるのに、うつ病の治療を続けると、治療効果が低いだけではなく、病気が悪化する、特に躁とうつとの繰り返しが激しくなる恐れがあり、注意が必要です。

双極性障害は再発を繰り返しやすいと言われていますが、正しい服薬治療と疾患管理を行えば、適切に病状のコントロールができると言われています。

※参考:厚生労働省「みんなのメンタルヘルス総合サイト」


躁うつのアップダウンには、いろんなパターンがあるのかもしれませんが、私の場合、緩やかに上下する「波」というより、一瞬で最高地点から地の底まで落下する「崖」でした。

上がっていくときは、人と自分を比較し、負けたくない、もっと注目されることをやらないとみたいなスイッチで、急激に登っていきました。大きなことを言い、大きなことを安易に受けていく。

そして、最高地点にいったとき、ふと我に帰ると、現実とのギャップ、何もできない、何も残らない、自分も身近な人も誰も幸せにできていない現実、それがきっかけになり、崖から地のそこまで落ちます。

さっきまで登ってきたのに、足元を見ると、急に足場が何もないんですよね。ほんと、自分でやってるのに、自分で結構おどろきます。そして、それを学習しなかった

で、これを繰り返してるうちに、後戻りができない、たくさんの間違いを起こしてしまい、私はたくさんの人の縁が切れたし、借金もつくったし、妻にもたくさんの迷惑をかけました。


自分の場合、そこから、どうやってリカバリーしたか?というと、最初に貼ったツイートにも書いてましたが、朝起きる、日光浴びる、外の空気吸う、体動かす、バランスよく食事する…みたいなことです。

ちなみに、私の場合、これをなぜ急に出来たかいうと、全部、子供のお陰で。子供が出来たことを機に心を入れ替えて、まわりのことは視界から消して、子供のために生きようってなり、生活リズムは規則正しくなるし、朝から散歩とか一緒にいくとかしてたら、全部改善できました。ほんと、子供には感謝しています。


私が苦しいときも、「日光浴びるの大事」って、ずっと言ってくれてた友人がいたのですが、ほんとにそうなんですよね。

私が経験したのは2014-2015年くらいですけど、Tweet遡ったら、彼は2012年には気づいてたようで。すごい。

根拠はあるらしいですけど、よく覚えてないので、それは割愛。


あと、自分の精神の中でどこに崖があるか?は、自分で掴まないといけない。ちょっと違和感を感じたら、それを覚えておく記録しておく、自分にとってはここまでは行っていいけど、ここから先は崖だってのを掴むようになると、そこには近かないとか、二重のバリケード張っとくとかできます。


ちなみに、バリケードの例でいうと、情報のインプットをめっちゃ制限するとか、やってます。

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Twittterとか、まじでほとんどフォローしてないです。リスト管理はちょっとしてますが、それも40人くらいかな。

質の高くない二次情報は、インプットではなく人生のノイズだと思っています。めちゃくちゃミュートもしてます。好きなインフルエンサーのことも影響を受けてしまって結果的にプラスにならないなら、全員ミュートです。バッサバッサといきましょう。


ちなみに、自分で試してみたことで、このアップダウンのある自分の性質を受け止めて、よりアップダウンを激しくしたらどうなるか?とやってみたことがあります。下がりそうになった時に、見てみぬふりをして、もっと上に行ってみるみたいなコントロール。

これ、ホントだめで。それで何かの拍子に落ちると、数日、虚脱感で動けなくなりました。落下するというより、何かに飲み込まれていく感覚で、ほんと死にそうになります。まじで危ないから気をつけてください。


で、長々と書いてしまいましたが、何を言いたいか?というと、コロナ関連の自粛で、いろいろ滅入りますが、朝起きる、日光浴びる、外の空気吸う、体動かす、バランスよく食事する…みたいなこと、ほんと大事なんで。

予防とかもしっかりしてですね。

で、私は、今と状況は違いますがこういう経験をしました。皆さんも全く違うかもしれませんが、何かあるかはわかりません。

メンタルの不調が長引くようであれば、友人知人でも、職場の方でも、専門家でも、早めの相談や対処、これも大事です。

経営者の方だったり、部下がいる方だったりは、そんな人が出てこないような環境づくりや声かけなど、しっかりやりましょ。私もまだまだなんですけど、まずは意識しておくことから。


そんな感じで、長い戦いになるかもしれませんが、みんなで生きぬきましょう!!!

コロナのバカーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!


Twitterやってます。




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