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ボクがなぜショーペンハウアー「読書について」を読了しなかったか?

1.ボクがなぜショーペンハウアー「読書について」を読了しなかったか?


ボクがなぜショーペンハウアー「読書について」を読了しなかったか?

それについて、この文章を書く。

アナタは、読書をしても、「自分の頭で考える」気が、なんとなく起きなくて、困っていませんか?

アナタも、とりあえず、ショーペンハウアー「読書について」を、はじめの数ページだけでも、読んでみよう。(読了するかはアナタにまかせます)


2.経緯


今日は、なぜか、オーディオブックを読む気が起こらない。

そこで、Kindle Unlimited対象だった、この「読書について」を読んでみることに、なんとなく、したのだった。


さて、最初のページを開いて、最初の数行をよんでみた。


「なんじゃこりゃー!?」


一応、本の内容については、他の本で紹介されていたので、知っていたのだった。

しかし、そんなのと、ショーペンハウアーの原著の言葉とでは、雲泥の差がある。


数十ページ読んでみた。

もう最初の数行だけでも、だいぶオナカいっぱいになっていたので、もう、これ以上は読めないと、思った。


あと、「わかりやすく言えば、「本を読むな」と言っている、みたいな本」を、「ボクが読んでいる矛盾」をとてつもなく感じたのだった。


そこで、ボクは、本を閉じて、二度と読むまいと心に決めたのだった。


でも、やっぱり、この本の教えのことだけは、一生忘れないだろうなぁ・・・。


3.3つのポイント


ポイント1

どんなにたくさんあっても整理されていない蔵書より、ほどよい冊数で、きちんと整理されている蔵書のほうが、ずっと役に立つ。同じことが知識についてもいえる。いかに大量にかき集めても、自分の頭で考えずに鵜呑みにした知識より、量は少なくとも、じっくり考え抜いた知識のほうが、はるかに価値がある。

ショーペンハウアー「読書について」
一番はじめの書き出しの文章より

ボクは、今日、この一文を読んで、本当にだいぶ、「してやられた感」があった。

本をたくさん読むのが好きなボクにとっては、ヤバいほど、見事なカウンターパンチだった。

そして、もうこの最初だけで、だいぶオナカいっぱいになった。


ポイント2

学者、物知りとは書物を読破した人のことだ。だが思想家、天才、世界に光をもたらし、人類の進歩をうながす人とは、世界という書物を直接読破した人のことだ。

ショーペンハウアー「読書について」

「世界という書物」というメタファー的な言葉が、本当にだいぶ、ボクの胸に刺さった。

そうか!「世界という書物」か!

そうだよなぁ・・・。「世界という書物」を読むのも大事だよなぁ・・・。


ポイント3

この本は、わかりやすく言えば、「読書するな」みたいな本である。

ボクは、この「読書について」を読んでいて、「読書するな」という本を読書しているという矛盾をとてつもなく感じた。

だから、途中で本を閉じて、「二度と読むまい!」と心に決めたのだった。

でも、やっぱり、この本の教えのことだけは、生涯忘れないだろうなぁ・・・。


4.おわりに


アナタも、とりあえず、ショーペンハウアー「読書について」を、はじめの数ページだけでも、読んでみよう。(読了するかはアナタにまかせます)

アナタは、読書をしても、「自分の頭で考える」気が、なんとなく起きなくて、困っていませんか?

とりあえず、立ち読みでもいいから、この本のはじめだけでも、読んでみてはいかが?


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