いきすぎると。

YouTubeの広告なんとなく見ていました。その広告は冴えないサラリーマンが主人公。同じようにサラリーマンしている友達にあった時、その友達がめちゃくちゃいい時計してる。「それどうしたの?」って聞いてみたら「オンラインカジノやってるんだよ」と一言。小澤はああなんか嘘くさい。こういうのに気をつけろとかいう広告のやつかなあとなんとなく思ってました。次の場面。冴えない男がオンラインカジノで大勝ちして、次友達に会う時にはめちゃくちゃいい時計つけているのです。そしてそこで広告が終わります。こんなに人生うまくいくんかい!!と一人で爆笑してた小澤です。なんて平和なんだ小澤。

朝起きて文章読み返したらやたらにナルシストって言葉出てきていらついて来たので文章を一部修整いたしました。ちょっと自分のナルシストが出ました🤤
気にせず本文どうぞお読みください🐕

今日はいきすぎるとこんなんなるよ話をしたいと思います。

なんかいませんでしたか、学年に一人めちゃくちゃ自分に自信満々な子。モテるようなの顔して廊下歩いて。すごい強気だなこの子っていう子。いわゆるナルシストみたいな子。小澤じゃないです。

僕の同級生にもいたんですそういう子。佐々木くん。当時の話で今は大丈夫ないい子です。読まれてないか怯えてます。

でも当時はすごかった。もうほんとに。なにかあれば前髪気にして、サラーんって。もう前髪刈り上げろよってくらい気にしてる子で。

一回震えたのが佐々木くんが給食台に座っていることを先生から注意された時。

「お〜いそんなことしてたら女の子にモテないぞ〜」

先生が冗談混じりで注意するのです。普通はそれに対してすんませんとか言っておけばいいんです。ただ生粋の男は違います。すっと立ち上がって先生など見ずにこういうのです。

『なにもしなくても女は寄ってくる』

こんなセリフ言ってみてぇ〜〜!!!いろだん!いろだん!!!

まあでも実は佐々木くんかっこいいのです。ちゃんと。この言葉が似合うくらい。そこがちょっとムカつく。普通に女の子とか告白とかされる。でも女が寄ってくるのは当然の男。告白されても「お〜んそうなんだ」って感じ

なんでだよ!泣いて喜べよ馬鹿野郎!!かっこいいなおい!!

そんな話聞いて盛り上がる小澤。この時、高校に上がって告白されて自分も同じような対応を取ること小澤はまだ知りません。ダセェ。

さて、そんな佐々木くん。二つ上にお兄ちゃんがいます。ちょうど小澤の兄と同学年。なので逐一情報が入ってきます。

そして聞いた話を照らし合わせてわかってきたこと。何を隠そう佐々木くんの兄もまた1学年に一人はいるかどうかの自信満々の男だったのです。聞いた感じは佐々木くん以上。

佐々兄は数々のエピソードを残しています。いくつか紹介したいと思います。
ただお兄ちゃんも今はいいやつ。あまり会わなくなったけどいいやつ。

まず、バレンタインデーの日は見慣れない手提げ袋を持ってくる。空のまま帰っていく。ただ手提げ袋を持って来ただけの男。

小学校からそれが毎年続いていたある年のバレンタインデー。その手提げ袋が膨らんでるのを同級生が見つけます。ついに花開いたのか。同級生が無理やり中身を改めると小さくまとまった給食袋が出てきたそうです。入れるものなさすぎて手提げ袋を袋をいれる袋として使っていたのです。もはや怖い話です。

もう一つ、高校に入ってバレー部に入った佐々兄。突然部活に来なくなったそうです。監督が心配になって理由を尋ねると佐々兄はこう答えたそうです

『いや、あのーバレーやると指の間が臭いんで休ませてください』

聞いたことない理由。もはやただのアホなのではないか。なんだよ部活休む理由、指の間が臭いって。手を洗いなさいよ。

最後にもう一個。多分もう自信満々とか関係ない話。

中学校でクラスで揉め事があり、一人がハサミを持ち出すほどの騒ぎになったそうです。ほとんどの生徒が廊下に出て正義感の強い男の子がハサミを捨てるように説得しています。そしてなぜかクラスに残っている佐々兄。兄は特に何かをする様子はありません。

ハサミを持ったその生徒の隙をついて正義感の強い男の子がハサミをたたき落とします。

落ちたハサミがスーと佐々兄の足元にやってきます。

廊下にいた生徒たちが事件が解決したと見て安心して教室に入ってきます。その時それまで微動だにしなかった佐々兄が動きます。みんなが入ってくるのを見るや否や、ハサミを拾い上げ、高々と空に掲げたのです。佐々兄は解決したのを自分の手柄にしようとしたのです。

いや廊下からみんな見てたからバレるバレる。

クラスメイトは『えっ!?お前が救ったってことにするの!?!?!』と全員震えたらしいです。

いきすぎると怖い話になるようです。

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