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タピオカ「専門店」での注文の罠

最近になって、私の住んでいるところの近くにタピオカ専門店ができた。

この周辺はいわゆるビジネス街だから、ブームが落ち着いてからもちゃんと儲けが出るらしい。

先日、私のところに泊まりに来ていた友人とそこに行ってきた。「流行は去ってからゆっくりと」派の私は、タピオカ専門店のタピオカは初体験だった。

タピオカと言えば、タピオカミルクティーが定番だろう。友人は迷わずそれを頼んでいた。しかし、そもそも紅茶が苦手で、特にミルクティーの喉にしみる甘さがどうにも耐えられない私は、ジャスミン茶を注文した。

ジャスミン茶のcold、甘さは普通、氷は少なめで・・

はい。みなさんはお気づきだろうか?
私が致命的なミスをおかしていることに。

きっと、一度はタピオカを専門店で買ったことがある人なら、もう気づいていることだろう。

そう。
出てきたその飲み物は、視界を遮るものが一切ない、黄味が強めのキレイに透き通った黄緑色をしていた。

要するに、タピオカが入っていない、普通のジャスミン茶が出てきたのだ。なんでも、そこではメニューに「タピオカ」が付くもの以外、トッピングでタピオカを頼まなきゃいけないのだそうだ。それを知らなかった私はまんまと罠に引っ掛かったというわけだ。

もちろん友人には爆笑され、私は愕然とした。

てっきり、タピオカ「専門店」なのだから、有無を言わさずタピオカが入ってくるものだと思っていたのだ。もう既にタピオカの口になっていた私は、悔しさと恥ずかしさとが心で渦巻いていた。

そして、どうしてもタピオカを諦めきれない私は、帰り道にあるスーパーでタピオカを買い、自分で茹でることを思い付いた。

しかし、売られているタピオカの値段をみてびっくり!白くて小さいものは300円~売っていたが、よく見る大きな黒いタピオカは、一袋1250円もするのだ!!

私は、そこまでして超高級タピオカジャスミンティーを飲みたいとは思えず、泣く泣く店をあとにした。

でも、帰ってからSNSを見てみると、意外とタピオカ抜きでドリンクを注文している人が多くいて驚いた。そうか、タピオカが苦手な人や、しっかりとお茶を味わいたい人はタピオカ専門店に行ってタピオカ抜きで注文するんだな・・と。

お店の人にしてみれば、私はかなりのジャスミン茶「ツウ」に映ったかもしれない。まあ、それはそれで悪い気もしないな(笑)

・・・次こそはちゃんとトッピングしよう。

もしもタピオカ未体験で、これから行こうと思っている人がいるなら、心に留めておいてほしい。

タピオカは「トッピング」するものってね。
注:店舗によって異なります

あ、ジャスミン茶はちゃんと美味しかったです、、

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