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映画『オオカミの家』

昨年公開されて話題になったチリのストップモーションアニメ『オオカミの家』ですが、公開1周年記念ということでシアター・イメージフォーラムでアンコール上映されるらしいです。しかも監督の一人ホアキン・コシーニャさんも登壇するそう。監督のもう一人はクリストバル・レオンさんですが、今回来日しているのはコシーニャさんだけのようです。

さらにそんなお二人の新作「ハイパーボリア人(英題:The Hyperboreans)」が今日から開催されるひろしまアニメーションシーズン2024でプレミア上映されるそうで、どんな作品なのか気になります!というわけで、映画『オオカミの家』を観た後に感想を書く機会を失していた私、書くなら今しかねえー!と思ったのでした(笑)

ちなみに私は映画館ではなくU-NEXTの配信で観ました…なぜかというと近くで上映されなかった、ということもあるし、怖い映画はかなり苦手なので大きな画面で大きな音で逃げ場のないところで鑑賞するのはちょっと自分的に無理じゃないか…と思ったからです。ただ、配信では同時上映の短編『骨』は観られないので、両方観るにはやはり配信ではなく映画館かブルーレイで観るしかないと思います。

この作品については以下の公式ページを読んでいただくのが一番良いかと。

クリストバル・レオンとホアキン・コシーニャの二人組による初の長編映画『オオカミの家』は、ピノチェト軍事政権下のチリに実在したコミューン【コロニア・ディグニダ】にインスパイアされた “ホラー・フェアリーテイル” アニメーション。チリ南部のある施設から逃走し、森の中の一軒家で二匹の子ブタと出会った娘マリアの身に起きる悪夢のような出来事を描いている。

上記HPより引用

私はこの作品でコロニア・ディグニダについて初めて知りましたが、闇の深さが半端ないなと思いました…しかし自分の国の闇の部分をちゃんと映画に出来るってすごいなと。日本は自分たちのやった都合の悪いことを隠して隠して誤魔化して、むしろ暴こうとする相手をよってたかって抹殺するような卑劣さがあるように思うので、チリって素晴らしい国だなと思いました。

ということで『オオカミの家』。観ていて一番感じたことは、夢うつつで見る時の悪い夢のようだ、ということでした。私はたまに頭では起きようとしてるけど身体が言うこときかなくて夢を見てるのか現実なのかわからなくなるようなことがあるんですが(いわゆる金縛り?)、その時の感じを具現化したような作品だなあと。夢から覚めたいけど起きれない…怖いよー!!(泣)という…なので映画を観るというよりは体験型の作品だと思いました。機会があれば是非にー!


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