見出し画像

創業64年の美術と図工の道具屋さんで はたらくママの「新入学 画材・文具の準備品」が想定以上にためになった話。

今度うちの子が小学校デビューするのですが、おすすめの画材、教えてもらえないですか?」 

コトの発端は、弊社の新入社員が発したちょっとした相談。問いかけた相手は、美術と図工の道具・材料を約14,000点ほど取り扱う美術出版エデュケーショナルで「クラフト番長」と称される、小学校2年生のお子さんをもつママです。

「リスト、送っておいたよ〜。」

2日後、ディスプレイ越しにクラフト番長の声を受け、URLを開く新入り。 

「おお、ありがとうございます!」

「……。」 

「なにこれすごい」

そこには画材だけでなく文具もふくめたアイテムのいいところ、気をつけるポイント、さらには子どもたちがやりがちな(愛おしい)エピソードがふんだんに綴られていたのです。
ひとり目の子育てって、体験して思い起こすことがたくさんありますよね。たとえば、わたしたちが6歳だったころの手の大きさ、力の強さ、目線の高さ──同じ道具や材料でも大人と子どもで、あるいはひとりひとりで「ちょうどよさ」は変わります。

小学校1年目は社会に向けて小さくも大きな第一歩を踏み出すとき。そして学びの意欲や思考力、技術を身に着ける重要な時期でもあります。だからこそ、子どもをサポートする道具選びは大事にしたいですね!

ちょっと力が入ってしまいましたが…(笑)、 まぁなにはともあれ、これから楽しい学校生活を送るために、少しでもお役に立てたら幸いです。


おすすめ画材編〜こんなところがこだわりポイント〜

 1.クレヨン/ぺんてる  ずこうクレヨン16色

ぺんてるのずこうクレヨンは、握りやすく折れにくい極太軸が魅力です。力の強くない子どもでも濃くキレイな塗りができました。同時に先が細くなっているため、細かい線や描写がしやすいところも◎。
また、塗ったときにカスが出にくいので、机や服や手が汚れにくい!
(ふと気づくとツメと指の間に付着しがち)

そして、プラスチックやペットボトル、ガラス、ビニール袋、アルミホイル、牛乳パック、食品トレイ、発泡スチロールなど、様々な素材に描くことができるんですけど、すばらしいんですけど、家の壁には描いてくれるな…です。はい…。

<入学してわかった事>
ペールオレンジ、黒がすぐなくなります。近所の文房具店などで、単色1本買いできるか確認しておいたほうが良いですよ〜。


2.色鉛筆/ぺんてる小学校色えんぴつ  12色+3色

ぺんてるの色えんぴつは、小学校の先生の意見をもとに、定番の12色 + 学校の授業に合わせて選んだ「使える3色(あおみどり・こげちゃ・むらさき)」がプラスされています。色鉛筆は図工の授業以外でも、あさがお観察・自然観察・せいかつ科(1・2年生)、理科・社会科(3年生〜)などで使うので「自然の色」が入っていることが重要!

こちらも近所に単色1本売りをしている文具屋などがあるか要チェック!
1学期が終わったころには1~2本折れてたり失踪していたりするから買い足し必須です…泣。

踏んでしまって真ん中からパキッ…!なんてこともあるので、お好みのマステでぐるっと巻いてあげるのがおすすめ。補強されると同時に、自分のものだとわかりやすくなります。


3.工作のり/ヤマト こうさくのり

みんなご存知のカワイイどうぶつのりもありますが、頭がですね…おおきいんですよね。買ってはみたものの、お道具箱からキャップ(ダブルミーニング)がこんにちは、しまして。
お道具箱の高さが低いときは「ヤマトのこうさくのり」がおすすめです。キャップが本体にくっついてるタイプなので、紛失もありません!

子供はキャップをよくなくす」100回唱えて覚えておきましょうね〜(笑)


4.液体のり/アラビックヤマト色消えタイプ

水のりも必要と言われる学校さんが多いですね。ヤマトの色消えタイプは、のりに蛍光色がついています。塗ったところがわかりやすく、塗り残し、はみだしを防いでくれますので塗り方の学びにも。もちろん、乾くと色は消えますよ。

あ、ここでもお忘れなく、「ふたはしっかり閉めるべし!」と伝えましょう。夏休みに持ち帰ったお道具箱の片隅で、無残な姿を発見することになります。


5.粘土板/工作板

●粘土板 両面 工作板 
粘土板は、両面使えるものがオススメ!カッターマットと粘土板が裏表になっているものがあるのです。低学年の時は粘土板として、カッターを使うようになったらカッターマットとしても使えます。粘土板の面はツルツルなので、油粘土使用後も食器用洗剤で洗えば新品のように復活。

気になる点を挙げるとしたら、ちょっとだけ重いかもしれません。ただ、毎日持ち運ぶものではないから許容範囲の重さ!

●再生粘土板 マーブルボード
エコに関心の高いお母さまであればコレ! こちらの粘土板、再生紙を固めて作られているのです。
ただ、見た目が地味。自然をこよなく愛し、渋めのものが好きなオトナなお子さまにはヒットする!?のか!?
かわいいもの好きなお子さんには、ご購入前に「これなんかどうだい?」とご相談を…。


6.粘土ケース/クツワ スターライン ねんどケース

今さらですが、粘土ケースはお道具つきの「クツワ スターライン ねんどケース」にしとけばよかったな~と思いました。造形に便利な3種類のヘラがセットになっています。
中身が見える透明フタに収納する仕様なので、しまい忘れに気づきやすい! 100円ショップのケースを買ったあと、ヘラも必要とのことで別途購入したところ、見事に紛失しました……。

お道具(ここではヘラ)を使うタイミングは、学校によって異なります。また、お子さんにとって「粘土とヘラ、両方必要だって!」とママ・パパに伝えることは、わたしたちが思うほど簡単ではありませんよね。「○○はまだ要らないって?」とお話できるとよいですね。


7.粘土/クツワ 米あぶらねんど  

よくある油粘土は鉱物油を使っているので独特のにおいやべたべたする感じが苦手だったけど、これは良かったです。クツワの米あぶら粘土の特徴は、

①冷えても柔らかい油粘土なので子供どもの弱い力でも扱いやすい。
②最初から切れ目が入っているので、ちぎりやすい。
③キッズデザイン賞多数受賞のクツワの商品なので安心。
④鉱物油ではなくお米の油をつかっている粘土なので安全。

ん〜おすすめしない理由がない!でも、粘土は買わないでくださいという学校もあるのでご注意を。もちろんお家での粘土工作用として使っても◎。


文具編〜

8.ハサミ

おすすめのハサミは、「コクヨハサミ エアロフィットサクサ グルーレス刃」もしくは、「クツワ STAD はさみ ヒラクーノ」。

コクヨのハサミは、「子供の小さな手で大きく開く」「軽い力で切りやすい」「持ち手に柔らかなラバーグリップを採用」などの工夫が施されています。 クツワのヒラクーノも同じような構造で、キッズデザイン賞を受賞しています。大きな差はありませんので、ルックスなどの好みで選びました。なお、ハサミには左利き用などもありますので、お子さまに合わせて検討してください。

余談ですが、これから図工の授業で画用紙を切ったり貼ったりする機会が増えます。まだ切るのが苦手なら、おうちで丸・三角・四角に切ったり、チラシから写真を切り抜いたりして、ハサミの使い方を練習しておくのがおすすめです。
曲線を切るときは、ハサミではなく切る紙を動かすのがポイント!

●コクヨ ハサミ こども エアロフィットサクサ グルーレス刃

●クツワ STAD はさみ ヒラクーノ


9.鉛筆/トンボ鉛筆  ippo! 低学年用かきかたえんぴつ 2B 六角軸

「新品の鉛筆は長くて書きにくそう」「顔に当たりそうで心配」
そんなママの声で生まれた鉛筆!通常の鉛筆より15mm短かく、低学年の小さな手でも扱いやすいのです。こちらを使って鉛筆に慣れるサポートをしてあげるのがおすすめ。

三角軸も鉛筆も販売しています。1辺が広く持ちやすい三角軸は、しっかり握れるので鉛筆を持ち始めのお子さんに適した形状です。


10.消しゴム

おすすめの消しゴムは、「サクラクレパスのFOAM」&「シードのレーダー」です。
1年生の1学期、何個消しゴムを折ったか……。様々な消しゴムを経た結果、FOAMとレーダーの消しゴムは硬く折りにくいので、小さくなるまで使えます(なくさなければ)。予備を購入しておくと、なくなってしまったときに穏やかな気持ちを保てます。
消しゴムで消すのは、慣れない子どもにとっては難しい作業です。遊びを通して練習のサポートをしてあげられるとよいですね。

消しゴム遊びの例
1.   油性ペンで動物の絵を描く
2.   鉛筆で動物の顔、体をところどころ塗る
3.「汚れちゃったみたい!キレイにしてあげて〜」と声がけ

●サクラクレパス 消しゴム フォームイレーザーダブル60

●シード 消しゴム レーダー100


11.筆入れ/クツワ 筆入 クラリーノ はねカル 軽量 1ドア

超軽量(127g)、シンプル、色が豊富。ランドセルの色に合わせて選べる(主に親の)よろこび。キャラクターものが禁止の学校ならおすすめです。
定規・三角定規もしまえる、安全に鉛筆を出し入れできる鉛筆ホルダーつき、と機能性もばっちり。鉛筆は1ドアタイプでも上下段合わせて13本収納可能。2ドアタイプもありますが、うちには1ドアタイプで充分でした。

小学校1年生が持つ荷物は、ランドセルの重さも含めると5kg前後になるタイミングもあると言われています。軽くできるところはできるだけ軽くしてあげたいですね!


12.下敷き/共栄プラスチック 下敷き オリオンズ 硬筆用 ソフト A4

硬筆用を想定した柔らかめの下敷きは鉛筆が滑りにくいので、運筆が気になるようなら使ってみても良いかもしれません。

運筆とは
字を書く時の筆の運び方。その勢いのこと。
鉛筆を持って自由自在に動かす能力は小さな頃から鍛えておきたいですね。運筆がうまくいかないと勉強のやる気が削がれたりするので、子供が勉強嫌いになってしまうことも…。気になる方は、少しずつ練習して、「スラスラ書けた!」「書くの楽しい!」という気持ちを高めておきたいですね!

「書道家 東宮たくみ」さんもこちらの下敷きの紹介をされています!


13.ノート/ナカバヤシ サラ消しノート 消しやすい学習帳

上でも触れたように、小学校1年生はまだ消しゴムの扱いに慣れない時期。こちらのように消しやすさに配慮したノートもありますよ。
(でもものすごく消しやすいかというとそうでもないかも…)


14.ノート/ナカバヤシ ノート かるい学習帳 ロジカルエアーB5

1年生の1、2学期で使うノートはこのシリーズではないのですが、2年生あたりから使うのにおすすめです。
大人になった今でも「よくこんな重い荷物を毎日背負ってたよね〜」と思うほど重いので、このノートにしたときには子供が「軽い!」と大喜びでした。そのくらい変わります。
連絡帳・かんじれんしゅう・こくご・さんすう・日記帳・国語・社会など種類が豊富です。


学校指定ではないけど超おすすめ〜便利アイテム〜

15.鉛筆削り/ナカバヤシ 電動鉛筆削り スリムタイプ

手動の鉛筆削りは意外と力が必要だったり、両手で別の動きをしなければだったりと、これまた小さなお子さんには難易度高めの作業です。忙しい朝に削り忘れに気づき「早く〜!」と焦ったりイライラしたりする悲しみは、こちらで解決してしまいましょう。
機械で削る作業が楽しいようで、子どもも率先して削っています。

16.スティックのり

プリントを貼る機会が多いので、学校から指定のある購入品リストになくても買っておくと便利ですよ。
ポイントは強粘着タイプを選ぶこと。慣れないうちは(控えめに言って)ダイナミックに塗りがちなので、粘着力が弱いとはがれてしまいます。

液体のりやでんぷんのりで貼ることもできますが、水分で紙がしわしわになったり手が汚れる……が苦手なお子さんなら迷わずスティックのり。こちらも塗ったところがわかりやすい色つきタイプがありますよ〜。

●トンボ鉛筆 スティックのり ピットハイパワー強粘着

●固形アラビックのり 色消え


17.テープのり/コクヨ ドットライナーロング しっかり貼るタイプ

こちらは、家に用意しておくと便利なアイテム。子供の持ち帰ったプリント類がはがれちゃった、貼り忘れといったこともありますので重宝します。うちは貼り直しが多かったので、長さ36mにしましたが、まずはよくある15mを買ってもいいかもしれません。


18.テープカッター /コクヨ カルカット ハンディタイプ 小巻き

子どもって、テープ切るの苦手ですよね。(え?うちの子だけか?)力技でカットしようとした結果、ねじれて粘着面同士がくっついてしまい、謎の紐状のテープが生産されますよね。(え?うちの子だけか?)

このテープカッターは力を入れず、少し斜めに引っ張るだけできれいにカットされます。カッターの刃がギザギザしていないので、ケガの心配がないところもおすすめポイントです。
テープのカットや貼る作業も、おうちで工作したりして練習しておくと◎。


19.スモック/渡嘉毛織 オリジナル キッズスモック トリ 120cm

学校からは言われてないけど、準備しとけばよかったものの代表格がスモック。図工の授業で絵の具が洋服についてしまい、ママはそっと泣きました。
スモックで防御しておけば、お子さんもノビノビ創作ができますよ〜。


20.名刺入れ IDカードホルダー 

授業参観などで学校に行く際に、保護者証を見えるようにもっている必要があります。 100円ショップのものだと1、2回で壊れた経験があるので、しっかりしたものがおすすめ!
また、大人用の上履きも必須です。階段の上り下りも多い中でスリッパだと歩きにくいため、かかとがある室内ばきの購入をおすすめします。


さて、ざっとご紹介してきましたが、地域や学校ごとに購入が必要なものや決まりごとがあったりします。ご購入前に、いまいちど学校から配布される「入学準備品リスト」を確認しましょう。

なお、美術出版エデュケーショナルが取り扱っている商品については、弊社ECショップをご案内させていただいています。もちろん他のショップさまでも販売していますので、ご都合に応じてご購入くださいませ。

もし画材・文房具などに関してのご質問やその他ご相談などがある方はこちらのnoteのコメント欄か、TwitterのDM@bss_educational)でご連絡いただければ、「クラフト番長がわかる範囲でお答えいたします

お子様にとって、ママ、パパにとっても、楽しい小学校生活になりますように、皆さまを応援しています!



この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
これであなたも画材マスターですね!
12
つくる楽しさを更新し続ける ─ 1905年創刊の美術雑誌「みづゑ」を源流とする美術出版エデュケーショナルです。「つくる」を楽しむみなさんを応援します。図工・美術 の教材企画・販売 / 美術館ミュージアムショップの運営をしています。 http://www.bijutsu.biz/
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。