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のんびり観光したい人におすすめミンスク(ベラルーシ)①

今回は4回に渡り、ポーランド留学中の2019年4月に3泊4日で行ったベラルーシ旅行の感想を書きます。今回は言葉、入国についてです。

ベラルーシってどこ?

最近、ニュースを見ていると頻繁に耳にする国名ですが、ベラルーシを身近に感じている人はあまり多くないと思います。ベラルーシは、東ヨーロッパにある国で、ポーランド、リトアニア、ラトビア、ロシア、ウクライナに囲まれた内陸国です。首都はミンスクで、国民の多くが東方正教会ですが、ほかにカトリックなどの信仰があります。

言葉について

ベラルーシの公用語は、ロシア語とベラルーシ語です。街中や博物館などでも両方の言語で表記されていました。実際には、ロシア語が使われていることが多いようです。旅行する際には、ロシア語やベラルーシ語ができた方がいいですし、そうでなければツアーなどに参加した方が安心ではあるかなと思います。少なくともキリル文字をある程度は読めるようにはして行った方がいいです。

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(ミンスクの図書館。この図書館は面白い形をしています。また後日、観光の回で紹介します!)


ミンスクならば英語が話せる人がいると聞いていたので気楽に行ったら、空港や両替所も含めて、街中でほとんど通じませんでした。3泊4日の滞在で不自由なく英語が通じたのは3回だけでした。私はロシア語もベラルーシ語も全くできないので、隣国の言語で話されるのは嫌だろうなあと思いながらも、仕方なく私は片言のポーランド語を使っていました。言語が結構似ているのとベラルーシの方々の優しさで何とかなりました。(というかノンバーバルコミュニケーションの比重大きめ)

意外と(?)ポーランド語を話せる人がいました。滞在したアパートメントのオーナーの方はポーランド語はほとんど話せないけど理解はできると言っていましたし、テイクアウトのお店で困ってしまって店員さんに話しかけたら、奥からポーランド語が話せる店員さんを呼んで来てくださりました。びっくりしましたが、ポーランドの寮にもベラルーシ人はいたし、ポーランド語を学んだことのある人も割といるのかなとも思いました。

出会う人たちはみんなとても親切で、分かりやすいように工夫して話してくれました。申し訳なさもありながら優しさに心が温まりました。また、日本語は聞いて何となく分かるほど似ている言語がないので、謎解きみたいなコミュニケーションは新鮮な体験でした。しかし、旅の中で緊張する場面は沢山あり、もし次行く機会があればロシア語で最低限コミュニケーションが取れるようになっておきたいです。

この経験がきっかけで、この春から大学でロシア語の授業を履修しています。いつかはロシア語が少し使えるようになって、他にもロシアやロシア語が多く学習されている地域を旅行してみたいです。

話がそれますが、ミンスクの空港内は中国語で書かれた広告が何か所かで大々的に貼ってありました。また、中国語で話している人も見かけました。中国の一帯一路の構想や、最近よく話題になる中国とベラルーシの経済的なつながりの強さをを垣間見ました。(私が行ったのは2019年4月です)


ベラルーシはビザなしで行ける!

ベラルーシは2018年7月27日から、日本のパスポートで30日以内のビザなし入国が認められました。このビザなし入国のためには、ミンスクの国際空港を使う必要があることと、またロシアを経由しないという点に注意する必要があります。

また、私はポーランドから行ったため電車もあるのですが、陸路ではミンスクの空港の税関を通ることができないため、ビザなし渡航できません。飛行機で行く必要があります。

しかし、このような制度は変更する可能性もあるので、ベラルーシに旅行する前には、念入りに調べる必要があります。また、入国の際には定められているある程度の金額を持って行かなくてはなりません。現金か残高証明を準備する必要があります。そのあたりは、出国前に外務省や大使館のページを何度も確認していきました。

【参照】
在日ベラルーシ大使館 ビザなしの30日間 http://japan.mfa.gov.by/ja/visa/jp/e7ed346465cb4d7a.html (最終閲覧日:2020.8.13)


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次回は、ミンスク内の交通手段、両替、滞在先 について書きます!
今回と次回はタイトルののんびり感はありませんが…今後、食べ物や観光について書くときにミンスクのゆったりとした魅力を書いていけたらいいなと思います。

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