オーダー可能なレザーまとめ
ども!BRUSHの長谷川です。
こちらのページでは、当工房でオーダー可能な革の種類とその特徴、カラーバリエーションをご説明させて頂きます。
当工房の製品でしたらどれでもお好きな組み合わせでカスタムし、自由にお作りできますのでまずはご相談下さい。
【CASSORO】
半国産ブライドルレザー
当工房のメイン商品となります。
ブライドルレザーは2種類取り扱いがあるのですが、まずはこちらから。
イタリア産の上質なベンズ(牛の背中の革)をベースに、日本の職人が仕上げを行ったブライドルレザーです。
ブライドルレザーとは元々は馬具用に開発された革の事で、革の表面にブルームと呼ばれるロウを塗り込む事により堅牢性、撥水性を備えた革となります。
線維の密度が非常に高いためヘタりにくく、牛革の中でも特にトップクラスの耐久度を誇ります。
私はもともと革製品のリペア業をしておりましたが、その時に出会ったブライドルレザーの耐久性に感動してメイン商品に扱う事を決めました。
CASSORO(カッソーロ)の一般的なブライドルレザーとの違いはその染め方で、こちらは100%染料で仕上げたブライドルレザー。
顔料を含まないため色に透明感があり、革本来の持つトラ目や血筋などがそのまま見えるのが特徴です。
ブライドルレザーの中でも男らしくワイルドな表情ということになりますが、染料のみでの仕上げというのは言うならば「薄化粧」でして、これは原皮が上質である証でもあります。
大きな魅力はやはりナチュラルな仕上げならではの「エイジングのしやすさ」です。
新品の革の上に、エイジング後のお財布を乗せてみました。ネイビーもチョコレートもそれぞれ色に深みが増して艶が出ているのがわかるかと思います。
チョコレートの方は特にナチュラルな色むらがとても美しいです。
ブラックのサンプルはサンプルがないためお見せできないのですが、同様に黒に深みが増して艶が出てきます。
クリームなどのケアはしなくても半年〜1年ほどでここまで育ちます。
・カラーバリエーション
Black
Navy
Chocolate
Natural
ナチュラルは染めていない原皮の色となります。
カラー別のオーダー事例
カッソーロは主に財布の外装に用いる事が多いですが、内装もカッソーロを使用した「フルブライドル仕様」でのオーダーも大変人気です。
【マルゴーレザー】
イタリア産、風合い豊かなスクラッチレザー
イタリアVirgilio Conceria Artigiana社の製造する「マルゴー」となります。
植物タンニンで鞣したショルダーレザー(牛の肩から背中にかけての革)となります。
最大の特徴は表面のザラっとした風合いです。
「スクラッチ加工」と呼ばれる特殊なバフ掛けを行い、敢えて革表面を荒らす事により野生の牛がブッシュの棘などでついた傷を表現しております。
手触りは和紙のように少しだけザラっとしており、程よい硬さとしなやかさを兼ね備えております。
マルゴーは新品時の見た目からは想像もつかないようなエイジングを見せる革でして、これは使い込む事でスクラッチ加工の毛羽立ちが寝てゆき、さらに植物タンニンが革の色を変化させるためです。
写真は使用1年後に無色のクリームを塗布してケアしました。
毛羽立ちは消えており、美しいアメ色へと変化しております。
使用中についた浅い擦り傷も内部に浸透したオイルのおかげで馴染んで見えなくなってきます。なんとも個性的で、唯一無二の表情を見せる魅力的な革です。
カラーバリエーション
マルゴーレザーはしなやかさがちょうど良いので当工房では主に内装に使用しております。
もちろん外装に使用しても十分なポテンシャルを持った革です。
【ブライドルレザー】
トーマスウェア&サンズ社
新しくラインナップに追加致しました。
イギリス、「トーマスウェア&サンズ社」のブライドルレザーです。
同社は1860年創業、160年以上の歴史ある老舗タンナーで、本場英国のブライドルレザーとなります。
カッソーロとの違いですが、カッソーロが染料仕上げなのに対してこちらは顔料仕上げです。
つまりは色ムラがほとんどなく均一で美しい表情。
トラ目や血筋などもほとんど見えません。
カッソーロがカジュアル、ワイルドならこちらはどちらかといえばフォーマル、キレイ目な雰囲気のブライドルレザーとなります。
英国産ならではの深く美しい色味に惚れ込み、今回定番として取り扱う事に致しました。
カラーバリエーション
Black
Green
Wine
Hazel
ヘーゼルナッツの色みたいです。
その他、ストックはしておりませんがタン、ネイビー、ダークブラウンもございます。
取り寄せなので少しお時間頂きますが、こちらで制作も可能です。↓
カラー別のオーダー事例
オーダー事例は随時追加していこうかと思います。
以上となります!
ご不明点や、配色でお悩みの際はお気軽にご相談下さい。
「まだ悩んでるけど、相談して決めたい」というお客様も多くいらっしゃいます。
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