第2子だからこそ,1ヶ月の育休を取りました

概要

第2子の出生に合わせて,5週間の育児休業を取得した経緯のメモです

小泉大臣のように第1子の出生に合わせて育休取得されるケースは目にすること増えてきましたが,「第1子では取らなかったけど,第2子で取った」事例は見かけたことなかった気がするので,なにかの参考となれば幸いです

なぜ取ったの?

我が家の環境では下記の3つの条件が重なり,「これは育休とらないと無理がありそうだなー」と思い取得しました

・上の子の保育園のために平日は送迎が必要になる
・核家族である
・妻さんと新生児さんは産後1ヶ月ほど外出を控えることを推奨される

ざっくりまとめると,「保育園の送り迎えを誰が担うか」問題という感じです

「保育園の送り迎えを誰が担うか」問題

上の子の保育園のために平日は送迎が必要になる

現在上の子は保育園に通っているため,平日の9時/17時に送り迎えが発生します

・核家族である

出産前後に頼ることとなる親族といえばまず(新生児から見た)祖父母になると思いますが,我が家のケースでは(そもそも就労中だったりで)里帰り等含めてすべてを頼れるほどの選択肢にはできず,「あくまでスポットでサポートお願いするくらいが限界かな?」という認識でした

・妻さんと新生児さんは産後1ヶ月ほど外出を控えることを推奨される

一般的に,母子ともに1ヶ月検診まで外出を控えることを推奨されるようです

1,2月という時節柄,インフルエンザや新型ウイルスなども含めて体調面のリスクも高まりますし,「産後体の辛い時期に外出させた/させられた」という体験による夫婦関係のリスクも高まりそうなので,無理を押して外出してもらうのはできる限り回避したいです

担い手の選択肢とそれぞれの難しさ

改めて保育園の送迎の担い手としては,以下のような選択肢があるかと思います

・母親がやる
・父親がやる
・誰かにお願いする

それぞれ見ていくと,

母親がやる」は先ほどの条件(産後1ヶ月ほど外出を控えることを推奨)でまず外したいです

次に「父親がやる」を選ぶ場合,その前後の通勤時間(自分の場合は1時間程度)を加味すると勤務できるのは10-16時の6時間となります

育児短時間勤務という制度があるそうで,6時間を労働時間として確保できれば仕事を続けることはできそうですが,まったくマージンのない時間配分となるため,送迎中に少し「イヤイヤ」を喰らったりしただけでもスケジュールは破綻します

実は出産直前の2ヶ月ほど,妻さんが切迫早産で自宅安静になってしまったため,出産に先駆けて「父親がやる」を選択しなければならない状況となってしまっていました

大変ありがたいことに,勤務先が「(ちゃんと裁量のある)裁量労働制度」と「リモートワーク制度」を運用できている会社だったため,「10-16時勤務+足りない分を自宅作業」で勤務を続けることができました

が,できるとはいってもやはり無理はあったと思います

余裕のないスケジュールによる体力面の負荷もありますが,労働時間の割にアウトプットが伸びないことや,同僚にプライベート都合での調整・サポートを連続してお願いし続けなければならないことなどによる精神的な負荷のほうが大きかったかなという気がしています
(会社の人はみなさん快く引き受けてくださってました,本当にありがとうございます,完全に自分の心の持ちようの問題です)

なので,これに近い生活を産後にもう1ヶ月やるのはできれば避けたかったです

最後に「誰かにお願いする」は多くの場合祖父祖母になるかと思いますが,これは先の理由で我が家では不可でした

親族以外の選択肢として,月に1回か2回ベビーシッターさんに来ていただくことを1年ほど続けていたため,お迎えだけでもお願いするのはありだなと考えていました

ただ一方で,1日2時間来ていただくと5000円弱,5週間(25日間)で10万円程度と,小さくない費用もかかります(あくまで上記のサービスを利用した場合の想定金額なので,市区町村等の制度などででよりリーズナブルに依頼できるケースもあると思います)

月給や育児休業給付金の支給額とも勘案して,「誰かにお願いする」はそれほど強い選択肢となりませんでした

ただ「企業主導型ベビーシッター派遣事業割引券」という制度が始まったそうで,これが利用できると上記の費用想定が半分程度になるので,もし勤務先が導入済みであればまた違った選択だったのかも?とも思います

以上から,「これは育休とらないと無理がありそうだなー」という結論になりました

ちなみに:第2子の育休と国/東京都の制度

(事業主向けなので従業員側に直接的な恩恵はないかもですが,)国や東京都は育休取得率上昇に向けて助成金制度を用意しているそうです

とても素敵な取り組みだと思うのですが,国の制度の方は2人目から支給額が下がってしまう点,「1人目経験してるんだから2人目は大丈夫でしょ?」みたいな穿った見方をしてしまうので,変に分けないでほしいなと思ったりもしました
(1人目での育休取得が2人目の出産意欲の向上につながる,みたいな統計があるそうで,少子化対策目線等で上記のような制度になってるんだろうなーと想像したりもします)

男性の育児の促進は、「育児をしたい」という男性の希望の実現だけでなく、配偶者である女性の継続就業や第2子以降の出産意欲にも良い影響があるという点で、大変重要です

まとめ

第2子の出生にあわせて育休を取ることにした背景や環境情報をずらっと駄々書きしてみました

ちなみに,我が家の場合は夫婦共働きで上の子を保育園に通わせている状態だったので「保育園の送り迎えを誰が担うか」が検討の主になりましたが,保育園空き待ちなどで上の子の育休中であったり,専業主婦であったりの場合は「上の子の日中の面倒を誰が担うか」というより大きな内容になるんだろうなと思います

「『母子ともに1ヶ月検診まで外出を控えることを推奨』なら,上の子も1ヶ月間は家の中で面倒見ればいいのでは?」が本当に成り立つかどうか,もし乗り切れたとしてその後の夫婦関係のリスクとならないかどうかはよくご検討いただけるとみんな幸せになれる気がします!

実際に取ってみてどうだったかの感想はまた次回に

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