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夢日記 No.98

「ヨガグループの合宿で窓につるされているモチーフ(太陽)を
 見ている間に、二人の女性に何かを盗まれる」

音楽家のためのアレクサンダーテクニックという
本で、”過集中”という言葉が出てきます。

楽譜に集中するあまり、体がこわばり、
音を聞かなくなり全体の流れが悪くなる。

つまり、一部だけに集中しすぎて周りが見えていない。

結果的に、それは本来の意味での集中では
ないってことみたいです。

よく、「木を見て森を観ず」なんて言葉がありますが
まさしく過集中はそういう状態で、求めている集中は恐らく
全体が見えている状態。

そうなると、この夢は私に
「お前は、完全に太陽に過集中状態じゃ!」
と伝えているようにも取れる内容かと思います。

しかし、ところで、、、
太陽を見ている間に盗まれた二つってなんでしょう?

占星術的に考えると中心を示す 
月と土星 かもしれません。

古事記的に考えると、ツクヨミとスサノオ
かもしれません。
他にも、キリスト教なら? 仏教なら? など

「3つ」という要素は、本当にいろいろと
思いつくので逆に難しいです、が
よく思い出してみると「ある日の夢 90」で
三つの球をつかったサッカーをしているんですよね。

私の実感としては、このサッカーの球となった
3つの内の二つが盗まれたのだと今は思えています。

つまり、元々は3つで勝負していたのに、
「そのうちの2つを盗んだよ」という夢からのメッセージ。

そして、それによって一定の変化が訪れることの暗示に
思えています。千葉雅也さんは「現代思想入門」の中で
「プロセスは常に途中である」という意味で「仮固定」という
表現を使っていますが、本当にその通りで。

全く安定が無いのも大変ですが、
安定しすぎるのも大変です。

ですので、この夢は
「いつの間にか一つに集中している間に、
はしごを外されて先に進むしかなくなったような状況」
と理解するのが、今はいいような気がします。
何も「盗まれる」ことが悪い事ってわけではないのです。

盗まれてから始まる異次元があると思います。

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